04/28/03

銀行とは?5(問屋的機能の衰退2)

昭和50年代後半になってくると、長く続いた高度成長のお陰で庶民、平均的なサラリ−マンが証券市場に直接参入出来るようになって来ました。
僅か数十万円でも、素人が直接市場から購入出来る時代が来ていたのです。
社債を買えば、銀行も素人も同じ配当率で配当して呉れるのに安い金利で銀行に預ける必要性が有りません。
「不動産競売手続きと素人の参加(素人がプロに必ず勝てるゲーム)」で説明した不動産競売手続きでプロの競売屋が淘汰されて行ったのとおなじ原理です。
私に言わせれば、機関投資家などと言って、人のお金を預かって株式などを購入するプロの存在自体にも疑問があったのです。
その頃、生保など機関投資家は、ドルの下落のたびに、何千億円の損失を被ったと言う報道が頻繁に有りました。
私など素人から見れば、当時は、貿易黒字が積み重なる状態で、円が上昇する一方でしたから、自分のお金なら絶対にドルに投資したいと思わないのに、「他人の金だと思って気楽に損をして呉れるよ」と思ったものです。
プロの行動形態は、「買った株が値下がり始めると急いで売り、株が上がりはじめると慌てて買う」と言う繰り返しですから、任せておいたら損をするしか有りません。
当たり前の話しですが、「値上がりして売り、値下がりしたら買う」のが儲かるのです。
ところが彼等プロ(私に言わせればプロではなくて、見よう見まねで意味も分からず扱ってるしろうと集団と言う印象です)は自分で判断能力を磨こうとせず、情報収集ばかりに熱心です。
アメリカで下がり始めれば日本でも下がると言う程度の判断や、東京市場朝方の値動きに1喜1憂しては、人より1分でも早く売り抜けよう、早く買おうと言う行動ばかりしているから損ばかりするのです。
情報が何のために必要かを考える必要が有るでしょう。




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