04/14/03

商人のリスク回避と保証の発達 3

保証会社付き融資の場合は、本当の回収行為は、保証して代位弁済した保証会社等の仕事になります。
サラ金と違い、所謂取り立て回収行為は苦手ですから、回収行為と言っても、担保である抵当権の実行、すなわち、裁判所への競売申し立てが仕事の中心になります。
そのための手続きも殆どが画一的なひな形に基づいて作成出来ます。
最近では、担保割れの債務が多いので、競売申し立てよりも、任意売却と言って、何とかして債務者に売却させるようになりました。
その努力といっても、大手の威光で、提携不動産屋のリストがあって、そこに丸投げするだけです。
売却しても債務が残る事が多いのですが、殆どの場合、債務者が破産申し立てに進みますので、回収行為としてする仕事は殆ど有りません。
その殆どは裁判所に、債権届けの文書を送付したり、破産宣告書が送られてくると、ファイルしたりする管理業務が中心になります。
保証会社の存在意義は、そうなるとリスク管理ではなく、焦げ付きの責任を銀行から押し付けられるために考え出されたようなものです。
本当に保証会社が、焦げ付いた場合の最終責任を取るのならば、融資適格の判定に関して真に利害が有るのは保証会社になります。
そうなると、銀行の融資担当者は、リスク管理の必要が有りませんので、単なる紹介業者に堕してしまうでしょう。
従来の、親族友人に保証を求める銀行経営の問題点は、別に書きたいと思っていますが、その批判回避から始ったとは言え、何もかも保証を要求していると、絶対に損はないでしょうが、仕事が安易になって、結果的に企業が衰退して行くと思います。

 


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