04/12/03

商人のリスク回避と保証の発達 1

リスクを取らない昨今の例として、金融機関を見て行きましょう。
皆さんは、殆どの住宅ローンが保証会社つきになっているのを御存じでしょうか?
このコラムをお読みの読者が、もしも、住宅ローンを利用しているならば、御自宅の登記簿謄本又は登記事項証明書をご覧になれば分かりますよ。
借りたはずの銀行が抵当権者として登記されてなく、○◯保険とか、◯◯保証株式会社が抵当権者になっているのが普通です。
他方、中小企業に対する融資は政府による保証協会融資の拡大で、その大半が公的な保証協会つき融資になっています。
安全な大手企業中心に貸し付けしていて、リスクのある中小零細または消費者に対しては、保証会社または県の保証協会付融資ばかりしていると、融資担当者はなんのリスクもないから楽でしょうが、その分融資能力が低下する一方になります。
保証の流行は、別の意味でも問題です。
時には保険会社が保証になっている事もあります。
しかし殆どの場合、住宅金融公庫の場合は住宅金融公庫融資保証協会が必ず保証し、千葉銀行は千葉銀保証株式会社、富士銀行は富士銀保証・・三井は・・保証・・・第1勧銀は第1勧銀保証・・・と言う具合に、勝手?に保証会社をつけて保証料と称して金利の外にお金を取ります。
保証会社付ですと、ローンが焦げ付くと、銀行や住宅金融公庫が債権回収をするのではなく、子会社である◯○保証株式会社に全額代位弁済してもらい、銀行や公庫は何もしなくても良いのが原則です。
消費者から見ると、実質的には金利が2重取りされているように感じますし、屋上屋を重ねるようなシステムを作り上げて、2重に社員を養っているようにも見えます。
どこの銀行でも何故保証会社を作るようになったのでしょうか?

 


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