04/10/03

素人(消費者)とプロ(業者=商人)の違い(商人とは?) 4

もう一度商法第4条を見て下さい。
「商人とは自己の名に於いて商行為をなすを業とする」と言うのです。
生産者の従業員ではないのです。
以前から大企業従業員ばかりの世の中になって、日本は衰退に向かっていると平成15年1月10日以降「ゆとり」、「文化発信国家」のコラム等で書いて来ましたが、従業員がいくら頑張っても多寡が知れているのです。
「自己の名に於いて」と言うのは「自己の計算に於いて」と言う意味まで法律上要求するものでは有りません。
しかし、雇われ人が、忠誠心や成績をあげるために努力するよりも、転売益を目的に自分が仕入れる以上は、失敗したら損をする関係になりますから、必死になる程度が違ってくるのは当然でしょう。
損得のリスクは自分持ちでやってこそ、「商人だ」と言えるのではないでしょうか?
デパートのように、問屋まかせで、仕入れ商品が売れ残ったら返品自由と言う商法は、リスクが有りませんので、本来の「商」からかなりずれています。
商人の典型である小売商(百貨店)が天に唾する行為をしていたからこそ、経営不振になっているのです。
その他の業界も競争してリスク回避をするようになったからこそ、経済が低迷するようになったと私は考えています。
何故そうなったかについて次回から考えて行きましょう。
「商」の原点はリスクを取る事にあるのです。

 


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