04/09/03

素人(消費者)とプロ(業者=商人)の違い(商人とは?) 3

商法501条列挙の絶対的商行為の中でも第1項記載の行為こそ、商行為の原型といえるでしょう。
以下第1項を細かく見ていきましょう。
転売益を目的に有償取得する事が第1条件です。
お金を出して買って来ても、転売目的でなければなりません。
「買ってから、気が変わって売ってみたら高く売れて儲かった」という場合は、これに当たらず民事行為になります。
自分で作ったり、農産物や漁業等の漁獲物を売却しても、この意味で商行為ではない事が分かるでしょう。
同じく無償取得(親から貰ったものを)したものを、売り払って儲けても商行為では有りません。
この典型的な商人はどのようにして発達して来たのでしょうか?
生産地で消費出来る程度の産物に関しては、生産者が直接まわりの人々に売却すれば良いので、商人は必要では有りませんでした。
生産地付近で消費仕切れない程の漁獲物等が有ると、遠隔地に運んで売り捌いて(この言葉には、まとめて持って行って、そこで小分けする意味が含まれています。)もらう必要が出て来ます。
初めは網元から頼まれた人、すなわち使用人であったかも知れませんが、それでは結果を出すインセンチブが弱いのです。
必要は発明の母と言いますが、そのうち自己の計算に於いて余剰生産物を引き受けて、そのリスクも負う人が出て来ます。
今流行のアウトソウシングですが、これが商人の始まりでしょうか。

 


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