04/03/02
ワークシェアリング 2
ワークシェアリングを進めるには、企業にメリットを与える必要が有ります。 前回述べたように、正社員の労働時間を、5時間・6時間にする事は、企業にとって、デメリットばかりと言っても言い過ぎではないでしょう。 男女共に5〜6時間働いて、一日の半分を家庭付近で過ごし、家事を共同で楽しくこなし、豊かな生活を送る事は、不可能な事のように思えて来ます。 しかし、社会運動も政府の誘導もないのに、パート・アルバイトとしてならば、短時間労働はもう定番です。 職種によっては短時間労働の方が、企業にとってメリットが有る事が分かります。 この違いの研究と、税制や社会保険負担のあり方を工夫し、適切に誘導するなどして、あらゆる職種について、短時間労働者を雇用する事が、有利な状況をつくり出す必要が有ります。 そうすれば、ワークシェアリングが実現し、8時に出かけて午後3時頃帰って来たり、お昼に出かけて午後6時頃帰ると言う生活が、普通 の社会になるかも知れません。 しかし、短時間労働は、単純労働には、向いていても、これから日本の進むべき、知的労働を中心とする社会では難しいのでないかと言う意見が聞こえて来そうです。 そうでしょうか?知的労働者というのは、意外と、細切れにいろんな事に四六時中頭を切り替えていて、(少なくとも我々弁護士は!もしかしたら、私だけかな?)1時間も一つの事を考えていたら、逆に思考停止になると思いますよ?学者も含めて5〜6時間まとまった時間が有れば、十分な仕事ができるはずです。 提言したい事がいろいろ有りますが、長くなるので、極め付きを一つだけ紹介して終わりにします。 税制や社会制度がどうなろうと、企業は、事務引き継ぎのロスが有るので、これ以上働かせると、能率が落ちたり、ミスや事故が多くなる限度まで連続勤務をさせたい事に変わりが有りません。 この原理に逆らって税制や、社会保険等の優遇をするのは、とてもコストがかかり、得策ではないと考えます。 柔道と同じで、相手の希望に逆らわず、こちらの究極の目的を達成するやり方が良いと思います。 ここからは、私の珍説ですが、日本国民は、すべからく4〜5時間の勉強で、飽きてしまうように子供を育て(そのかわり短時間内では優秀な成績)るのです。 成人すると、何をやらせても、初めのうちは良くやるが、続けると直ぐ飽きてしまうようにすれば、企業は、何の優遇策がなくても4時間労働が原則、残業しても一時間という就業規則を制定するでしょう。 今のように8時間も9時間も真面目に働く国民性が、短時間労働への移行を困難にしているのでは無いでしょうか? 私の珍説が実現した社会は、『イワンの馬鹿』の世界のようで、きっと楽しい社会だと思いますよ。 文部科学省の今回の改革には、いろいろ批判が有りますが、(石原都知事は、『愚劣』と批判)ながーい目で私と同じ事を志向してるのかも知れませんね?偉い!?
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