03/31/08
多民族混在社会2と能力給の発達1
プログラマーなども早くから、中国人などが日本国内に進出してきた分野ですが、一定の技量は要請されるものの、文化背景がそれほど関係のない一種の単純作業だからです。
我々弁護士の補助業務でも、債務整理に必須の取引履歴のパソコンへのデータ入力などの単純作業は、外注すら可能になっています。
こうして順次いろんな職種で業務の細分化が進み、レントゲン技師・血液検査など文化背景に関係のない画一的資格をどしどし増やしていくことが、人の移動自由化の前提的インフラとして必要でしょう。
単純スライスして行けば、技能レベルの判定も機械的に等級付けしていくことが可能ですし、文化背景というややこしいファクター・人種要素を抜きにして時間給を判定していけるのです。
貨幣の購買力平価が均衡しているときを基準に考えると、ある国では、市場原理に反して・・すなわち何らかの参入制限があって需要以上に一定の技能の要する職業が少ないときには、その国ではその職業に関して相手国よりも単位収入が高いことになります。
しかし、それは不当な参入制限によることですから、これが相互乗り入れによって平準化されるのは、社会正義に却って合致することでしょう。
ただし、経済原理だけではなく、異民族混在社会になると生活習慣の違いなどによる摩擦も大きいですが、ここではその点を擱くとしてのお話です。
経済原理だけから見ていけば、人の移動が頻繁になって平準化が進むと日本人というだけで・・・事実上の人種差別によって能力以上の高給・・高待遇を得ている人が損するだけであって、それぞれが自分の働き以上の収入を得ていること自体が、許されないという社会合意がこれから出来上がる時代でしょう。
職務内容の細分化が進み、職能の判定が合理化されればされるほど、出身地・男女人種差別によらない、正当な能力評価を受けやすい時代が来るともいえるのです。
ところで、多数民族が入り乱れて住む時代になれば、人の能力差も半端ではないので、細かなカースト制同様の職能別給与格差のリスト・・ソフトが、昔から必要になっていたはずです。
カースト制は身分差別と言うよりは職業別差別制度だったようですが、これからは同じ職業内での、職務内容のスライス化によって、単位労働単価を決めていくべき時代です・
人種や職の貴賎による差別的リストではなく、細かな能力別差別給与体系の必要性です。
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