03/18/08

サブプライム問題と世界経済3(日銀の資産劣化2)

誰も考えたことがないでしょうが、(こんな馬鹿なことを心配するのは、素人の私だけですが・・・)もしかしたら、日銀は直ぐにも資金不足になる可能性がありますので、前代未聞の事態・・日銀へ公的資金の投入・・・政府管理と言うトンチンカンな事態が、ここ半年もしたら起きてくるかもしれません。

BIS基準でいえば、国債は自己資本比率の計算の対象にはならないといっても、ここまで保有割合が上がると、ちょっとした相場の変動に影響を受けるので問題です。

ま、株式を公開していないので、国民一人一が直接損をするわけではありませんのでマスコミも騒がないうちに内々の処理・・増資が進むのでしょう。

政府日銀一体の経済運営・・円の大量供給をしてきた以上、その付けが日銀に回ってくるのは、経済の論理からして仕方がないことです。

円紙幣の発行残=日本政府(政府プラス日銀)の債務ですから、大量に発行してしまった「付け」をこれから負う事にならざるを得ないのです。

物品を買って、その代金として円が流出している場合単純な円安のままですが、低金利をテコに海外に円が流出していた場合、一種の円借款ですから、複雑です。

黒字の範囲内で借款していたならば、円のだぶつきが起きませんが、赤字国債を発行してそれを日銀が買い取って円に換金し、海外に円が出回った付けですから、この逆流になってくるのです。

もしも、96兆円分の円が逆流してきて日本国内でだぶついたら、それを日銀がどうやって吸収できるのでしょうか?

全保有国債を市中に売って円を吸い上げれば辻褄が合いますが、そんな大量の国債を民間が引き受けられるかどうかです。

銀行も資金がだぶついて、使い道がなければ国債を買うしかないでしょうが、現在でもかなりの国債を保有していますので、(何時のデータか忘ましたが、国内銀行の国債保有残高が80兆円を越えているのを見たことがあります。)これ以上国債を買い進めると今度は銀行が国債の管理機関になったみたいで、民間銀行の役割が死滅してしまいます。

それにしても、もしも一挙にあるいは徐々にでも日銀が国債を市中放出・・売り始めれば大暴落が目に見えています。

大暴落すなわち国債の実質金利上昇ですが、これで漸く民間銀行も食指を動かせると言うところでしょう。

しかし、そうなると毎年借り換え債として発行している国債の大幅額面割れで政府は大幅な損失・・財政赤字となってしまいます。

大暴落して、国債が仮に3割減の評価になれば、理論的には市中金利が3割アップになったということです。

国債吸い上げが低金利の政策に利用されて来たのですから、その逆の国債の大量売却は、結果的に高金利政策になるのは当然です。

わが国の現在の体力で、円吸い上げのためにいきなり5%前後への高金利政策を採用できるかと言う問題です。

 



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