03/31/07

過剰与信社会の破綻(人口減1)

話が、逸れ過ぎますので、与信契約の拡大問題に戻しますと、既存会員の購入増を図る方法では、消費者の年齢前倒しやリボルビング方式や長期ローン化でのゴマカシも限界点に達してきたので、その咎めが出てサラ金禍になっているのです。
売り上げ先取りを補完する方法として、この後に残された手段としては、加速度的に新規会員をふやして行くしかなくなってきたのです。
デパートやスーパーなどに行くと、しょっちゅうカード加入の勧誘をしているのは、需要の先取りをしてしまったために、際限なく前のめり・・・借金買い物層を拡大にしていかざるを得なくなったからです。
こんな具合に、高度成長期以降、売上の前倒しをして、売上を実際の購買力以上に伸ばしてきたのが日本・・・あるいは世界中の商売でした。
しかし、際限なくクレジット利用者の増加と一人当たり利用額を引き上げていく方式は、ねずみ講にも似ていて、いつかは、限界が到来します。
クレジットによる先取りシステムの破綻の要因は、一つには、人口の一定割合まで行けば終わりになる物理的な限界です。
他方で同じ人間のクレジット利用回数・・金額の増加ですが、これも支払い期間を際限なく延ばして誤魔化せませんので、支払能力との兼ね合いで限界になってきます。
そこで、分母になる人口さえ際限なく増えていけば、すべて拡大基調で解決できるのですが、それも限界になってきたのが最近の状況です。
人口減・・高齢化比率の増加は、クレジット業界にとって上記の限界を露呈することになり、ひいてはサラ金の隆盛をもたらすことになったのです。
新規参入者の分母が大きいほど、クレジット業界は、顧客を拡張していけるのですが、少子化が進行しても他方で平均寿命の伸びで、日本の人口が増え続けていたので、長い間何とかなっていました。
ちなみに私が弁護士になったころの日本の人口は、ちょうど1億人前後でしたが、長寿高齢化で人口が増え続け、今では1億数千万人になっているのです。
(若者が増えたのではなく高齢者が増えたのです。)
これが、ここ数年で高齢者も含めて人口が純減になって来たので、クレジット人口が先細りになっているのが、行き詰まりの第一の原因です。
そこで、各個人のクレジット利用額を増やして行くしか方法がなくなったのですが、返済能力の方は、逆に高齢化と前倒しによる若年化の進行で先細りになって行くので、この点で事故率が上がっていくようになったのです。
そこで、無理な押し込み販売・・過剰販売に傾斜し勝ちですが、そうなると事故率上昇がさけられません・・その前段階で殆どの人がサラ金の世話になっていくのです。



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