03/26/07
国家の品格2(象徴=代表1)憲法205
国家の品格など考えないで、「トランジスタの商人みたい」と言われながらも、ひた走って来たのが高度成長期以降の日本でした。
その絶頂期に登場したのが、田中角栄元総理に象徴される練金術でしょう。
信濃川河川敷にまつわる錬金術の仕組みについては、04/13/04「明治の農業政策3 (耕地整理法にみる思想)(土地区画整理組合との比較)」で紹介したことがあります。
国家のトップである者からして、術策を弄して錬金術にいそしむ状態ですから、国家の品格も下がろうと言うものですが、逆から見れば、社会全体がそう言う風潮にあってその象徴的存在であったのが元総理と位置付けるべきでしょう。
富士山の頂点みたいなのが総理ですから、総理一人が逮捕されたからと言っても、直ぐにそれだけでなくなるものではなく、その裾野が広く大きかったのです。
当時と言うよりは千葉の政治家では、平成になるころまで小型の田中角栄のような錬金術師が政治に進出していました。
中央政界では、田中派の流れを汲む経世会がやっと凋落し始めたのが、ついこの前の小泉政権末期の郵政選挙でした。
ところで、日本国の象徴については、憲法上内閣総理大臣ではなく、天皇が象徴することになっています。
日本国憲法
第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
象徴天皇制に付いては、これまであちこちでいろんな角度から書いて来ましたが、06/07/03「象徴天皇とは?(権現様?)」
で書いたように国民のトレンドを代表するべきものが象徴と言う意味でしょう。
戦後の新憲法では、天皇が、国と国民統合の象徴であると規定されていますが、国民から自分たちの代表として選抜されない人が国民の象徴・・意向を表わした顔・・個性になるのは無理があるでしょう。
このために、国民の総意に基くと書かれているのですが、いつ国民の総意を聞いたのかもわかりません。
また国民の意向・・トレンドは刻々に代わるものですから、そのためにもしょっちゅう選挙があって小刻みに代表者・・代議士と総理が変わっていく仕組みになっているのです。
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