03/24/07

リスクのアンバランス2(保険1)

債務者側にも販売側同様にリスク転嫁出来るようにするためには、どうすればいいでしょうか?
今のところ(いつものように)思いつき的発想ですが、消費者向け保険システムの開発が合理的ではないでしょうか。
05/17/03「価格競争と品質保持 3(保証・保険と事前事後のチェック)」のコラムで、指名競争入札制度を廃止し、ボンド形式の採用を提案したことがありますが、借入債務のリスク分散のためにも、保険制度を発達させたらどうでしょうか?
念のためにもう一度書きますが、与信側による債権回収のためのリスク分散ではなく、債務者のディフォルトリスク(家庭破綻など)回避のための保険制度の提案です。
保険会社が引き受けない債務者には、与信しない・・カード会員にしない扱いにすれば、自然に過剰与信+過剰販売の問題は解消するのです。
もちろん、保証ではなく保険ですから、保険事故があっても本人には求償や代位は出来ない原則にすべきです。
債務者もこうなってくれば、支払いが苦しくなっても、高利貸から借りてまで返す必要がなくなりますので、高利貸し・・末端や中間の金融業者が淘汰されて行くのです。
保険制度が発達すれば、貸し手側から見てもリスク回避のために現在存在する中間から末端にいたる複雑な金融業者の存在は不要になるでしょう。
つい20〜30年位前までには、物販関係がメーカーと販社の間には1次2次3次と複雑な卸関係がありましたが、この20年ほどでほぼ中抜きになってきました。
今度は、販売後の代金回収ルートでも中抜きになって行くべきでしょう。
メーカーから消費者に届くまでの関係者が多ければ多いほど、(複雑であればあるほど)エンド価格が割高になるのと同じで、金融関係も、重層的なシステムになっているために、末端に行くほど、金利の上昇を招いているのです。
現在の高金利を低下させて行くためには、中抜き・・・関連金融業者の淘汰が必要です。
そして、保険金支払いは金融業者の利益になるのですから、その保険料負担は、金融業者が持つべきでしょう。
信用の低いものを会員にしようとすれば、これに対する保険料は高くなるでしょうから、安易な貸し付け・会員勧誘は大幅に減少するでしょう。
保険任せでは、消費者が無責任になると心配する向きがあるでしょうが、そんなことは有りません。
無責任な人は保険が引き受けてくれないでしょうから、どこでも現金以外に取り引きできなくなるでしょう。
(お金のない人は、それが一番無駄遣い防止になるのです。)
そして、結局は、イザというときに保険が利くように日ごろから品行方正・・買い過ぎをしなくなるのです。



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