03/21/07
与信社会3とサラ金の盛行1
こうして支払い期間が延びる一方で、今では、ちょっとの期間・・ボーナスが出るまでと言う短期間ではなく、今では親子2代ローンまであって、超長期です。
そのうえ、元は銀行は住宅購入代金の7割までしか貸さなかったのですが、与信業界の細分化・・多様化で自己資金ゼロでも買えるようになっています。
自己資金ゼロの場合、登記費用や引越し費用など、購入代金外の必要資金を負担するお金もないので、(その分まで別に貸す業界があるのです)借金して引っ越すのです。
この結果、折角のマイホームを買って引っ越した途端に、借金地獄と言う人も結構います。
サラ金事件を見ると、殆どの人が住宅ローンや車のローンなど各種物販関係の分割払いを払いきれなくなると、銀行系のキャッシングや信販系のキャッシングなどを利用してしのぐようになり、さらにこれでも払いきれなくなるとサラ金などへ流れて行くのです。
このように、サラ金利用者はその前に銀行や信販系(宝石やブランド品・洋服購入)などからの借金支払い困難な状況が進行しているのが普通です。
ただし、最近のキャッシュレス社会が格好よいという宣伝につられて、まだ銀行などが貸し出しの対象にしない成人したばかりの若者が、カード利用に引きこまれて、あっという間に債務超過になり、サラ金やヤミ金地獄に陥っていることもあります。
逆にサラ金の借金が先にあって、その支払いのために、後から銀行から借りたり、住宅ローンを組むなどのことは有りません。
そして今では、サラ金顧客数が1説には1300〜1600万人とも言われるほど多くなったのは、与信業界の発達、与信売買の発達・・結局は銀行や信販系の過剰与信(過剰販売)がその原因になっているのです。
サラ金で払いきれなくなった人は、さらに劣位のヤミ金に走ったり犯罪に走ったりして、自殺したりして社会問題になっているのですが、これだけ借金だらけの弊害が社会問題になっても、政府の動きは刑の重罰化、サラ金の締め付けなど・・出口対策・・・対症療法の域を出ません。
サラ金問題は、与信販売の行き過ぎから、その債務不履行を逃れるためにその場しのぎに借金することにあるのですから、その原因となっているコマーシャル+与信社会を縮小したり、廃止しようとするのが本来の解決策です。
ところが、こうした原因から解決して行こうとする声が全く出ないのは、産業界は売上のかなりの部分をこうした借金での買い物に依存しているからです。
「現金が用意できてから買いましょう。」
と言う社会にもしも戻ったならば、今のマンションや車・宝石・洋服などの売上が3分の1〜半減以下になってしまうでしょう。
現金客が店の7割あるとしても3割減ると回りまわって、不景気になって総売上自体がスパイラル的に減少するからです。
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