03/20/07
大量消費社会3(与信社会2)先憂後楽から、先楽後憂へ
お金がないなら高価な食事をしなければいいのに、まさに実力と外形が伴わない見栄のために自分の支払能力を超えてレストランの食事などまで、カード決済で済ませるようになって行くのです。
見栄とは、見栄えとも言いますが、内容と実質が伴わないときに起きる心理現象あるいは外形評価でしょう。
食事やレジャー出費まで借金で済ますとなれば、使用期間と支払い期間の一致と言う言い訳を通り越して、たんに欲望のために義務履行の方だけ先送りし、結果を先取りしている状態になっていると言えるでしょう。
図式的にえば、元は「先憂後楽」の思想であったのが、先ず稼ぎと同時に使う・・同時性・・刹那主義になり、直ぐに先楽後憂(先に使って後で働く)に切り替わっていった時代でした。
資産を次世代に残すどころか、次世代に債務を残そうとしているのが今の庶民の世代です。
結果・・すなわち「果実が実を結ぶ」と言う意味ですが、樹木が育つ前に果実を手に入れると言う魔法のような生き方をしているのですから、何をどう言い繕おうともまやかしでしかなく、時間の経過でその無理・・破綻が来るのは必然です。
他方で、テレビの洗脳効果が大きくて、これで放映され続けると自己意思のしっかりしない階層は、まともにその餌食になる傾向があるのです。
今でも、ある土地が連続テレビ小説や映画の舞台になったとなると、その場所へ、数年は観光客が殺到しますし、テレビで何かが健康に良い(大豆イソフラミンとかゼリーが良いと言う時期もありました)と報道すると、アット言う間に店頭からその種商品が消えてしまうほど、消費者が殺到する変な社会になってしまったのです。
その行き着いた先が、ここ1ヶ月ほど前から問題になっている関西テレビによるデータ捏造報道でしょう。
庶民と言うのは、このように自分の判断力などなくて、(長い間学校で馬鹿にされて来たので、自分を信用していないことも原因でしょう。・・・根が素直なのです)報道側の意のままになる階層・・ターゲットです。
消費者は王様とも言いますが、自己判断力が弱いので、おだててその気にさせれば良い対象でしかないのです。
このように、ムードに流されやすい庶民大衆相手に、四六時中テレビなどの媒体が、コマーシャルを流し続けて欲望を煽った挙句、「お金がなくとも買えますよ!」といわれれば、その後の支払能力などよく考えないで買ってしまう傾向があるのです。
それでもおだてきれないとなれば、リボ払いといって、借金が増えても毎月の返済額が変わらないと言う便利な・・支払い期間が延びるだけで、ごまかしですが・・形式が工夫されて、いよいよ買い物に歯止めがかからなくなって借金漬けになってきたのです。
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