03/19/07
1億総中流意識1と結婚難1
話がちょっと変わりますが、結婚が難しくなったのも、この1億総中流意識と関係があるでしょう。
実はこの後に書きますが、総中流意識は大量販売の必要性があった産業界の要望によって、メデイア・・マスコミによって、作り上げられた幻想であったと言うのが私の意見です。
このように中流意識は、実態に合致しない作り上げられたものでしかないのですから、意識だけはそうなっても、その内実は厳然とした差があるのに、分相応の紹介話に若い女性が乗ってこなくなってしまったのが大きな原因です。
昭和30年初頭ころに生まれて、テレビ文化にどっぷり浸かり、高度成長期以降育った年代層では、物心ついたころから猫も杓子もお嬢様っぽく育った世代が成人して来たのが、昭和50年代初期から中期以降です。
彼女達は、分相応と言うことを全く教育されていませんから、いろいろな諸条件を加味して「こんなところが折り合いか・・」と世話する人の基準がわかりません。
今は「分相応なんだから・・」などとうっかり言ったら怒られてしまいます。
こうした繰り返しで「勝手にしろ」となって、誰も世話しなくなって、結婚出来る人が減ってきたのが、少子化直前の状況です。
そんなことを繰り返している内に、誰も紹介する気がなくなってしまい、いまでは勝手にしろという状態になってしまいました。
しかし、放って置かれても物語の主人公のように熱烈な恋愛をして、結婚できる人はよほど恵まれた能力のある人だけですから、意識だけ中流で実力の伴わない殆どの人が結婚し損ねてしまうようになったのです。
自由恋愛を満喫できるのは、上記のように最上流の中の能力者(美貌の女性とかイカス男とか)だけでしょうから、本来の中流の人でも放って置かれたら、無理でしょう。
ですから古来から、どこの国でも男女の出会いの場を設けるなど(日本では歌垣)、あるいは家・・私有財産が発達してくると親や親類が探してくるなどの習慣が生まれてきたのです。
そして分相応のところで紹介があれば、それだけで有り難いと感謝して縁談が進んでいったものですが、今はフィーリングが合わないとか何とか言って理想の男性でないと、簡単には同意しません。
しかし、理想の男性と言うのは、言うならば自分よりレベルの高い人と言うことですから、そんな基準では相手の男の選択権がどうなるの?と言うところで、まとまるわけがないのです。
自分にも欠点があるのを前提で折り合いをつけると言う・・分相応の観念がないのです。
今になると、いじめその他、子育てが大変すぎて結婚するメリットの方が少ないなど、結婚に踏み切らない理由について、いろんなことを言いますが、結婚し難くなってきたのは、そんな現象が社会問題化するずっと前、昭和50年代中ごろからですから、中流幻想が邪魔をし始めたのが最初の原因です。
ま、日本は人口減が必要であると言うのが、私の持論ですから、結果として良い方向に来ているのですが・・。
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