03/14/07
社会矛盾の激化と重罰化
そこで、為政者としては、犯罪集団という抵抗勢力・・政治献金層がないので、そこに押し付けて、国民を煽るのが簡単なのです。
韓国の大統領が内政で苦境になると、直ぐに日本批判をはじめるようなもので、スケープゴートを作ると国民の目をそらせやすいのです。
韓国の日本批判には、韓国内でも、「大統領の保身だろう」とさめた目で批判する人もいるでしょうが、国内の犯罪者非難には誰でも被害者になるのは厭ですし、被害感情や、応報感情を煽る一方ですから、厳罰にしろと言う意見には反対論が出ないのです。
犯罪者あるいはその予備軍には、利益を束ねる合法的な組織もありませんし、利害代弁勢力と言うものがないのです・・・せいぜい弁護士・人権擁護団体くらいかな?
政府としては、圧力団体・・抵抗勢力のないところに、社会の不都合を押し付けて国民の怒りを発散させるのが簡単で楽なことでしょう。
弁護士は、いくら騒いでも政治献金を1円もしないグループですから、自民党系政治家にとってはうるさいだけでしかないのです。
弁護士会は、1円の献金もないでうるさいこと言ってだけですから、政治家にとっては、よほど仕方なしに動くことはあっても、犯罪者の気持ちを汲んで、進んで何とかしてやろうという積極的な気持ちにはならないのでしょう。
以上のように、日本中誰も犯罪者の立場でものを考える階層がないので、
「どうしたら国民の関心をそらせるか?」
と言うマイナス志向の視点だけです。
刑の重罰化傾向については、09/16/06「少年犯罪の増減と重罰化の風潮(少年犯罪統計)1」以下及び、09/25/06「権力の強弱(死刑執行数と殺人事件の関係)」など、あちこちで書いていますが、つい数日前の日経新聞には刑務所内の過密な状況が報道されていました。
そこには、高齢者率が15%前後に達していることを書いていましたが、高齢者は、食っていけないために簡単な万引きなどして敢えて、終の棲家としている事情も書かれていました。
ここで、イキナリ何のため大きな紙面で報道するのか、・・・せいぜい予算獲得のキャンペインかも知れませんが、・・本来刑務所内の写真がそのまま掲載されること自体異常ですから、刑務所の協力・・・官製報道の一種だとは思いますが、ついでにこうした高齢化の事情もマスコミの良心として、ちょこっと書いたのでしょう。
刑が、ここのところ従来の1・5倍くらい重くなっている感じですから、犯罪者数が同じなら刑務所内も1・5倍の収容人員増になっている筈です。
将来の人口減に備えて・・刑務所がガラガラになってからでは遅いので、いまから刑を長くして満員状態にしておこうということでしょうか?
こう言う場面では、結構先見の明があるのです。
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