03/08/07

高齢者の生きがい3(社会の受け皿2)

02/28/07「必要な労働力6・・人材の質(教育改革3」前後で書きましたが、これからは、高齢者が筋トレしたり物作りに精出して日当を稼ぐよりも、本当に世界で戦える有能な金融マンの養成が急務であると私が主張している所以です。
そもそも金融マンに必要な能力を育てるには、役人養成向けの国立大の教育では無理がある筈です。
国立大学設立の経緯については、10/10/03「教育改革15・・・・・明治政府と学制改革(大学とは)」前後で連載しました。
話が、日本の長年にわたる貿易黒字による儲けの蓄積がどれだけあるかの話から、金融マンの無能ぶりに行ってしまいましたが、高齢者の生き甲斐に戻しましょう。
庶民に、若いときからの心がけを説けば、少しは効き目があるでしょうが、トータルとしてどうにならないでしょう。
健康な、あるいは半病人の高齢者向けの職場の創設は、個人でどうなると言う問題ばかりではありません。
これは、個人の心構えばかりではなく、社会システムの問題でしょう。
ヤクザでも、刑務所から出ては無茶な生活をして、救急車で運ばれて(もちろん生活保護ですからそのたびに巨額の手術費用などが出て行くのです)治って退院すると、また無茶な生活の繰り返しですが、これでも昔に比べて長寿化しているのです。
お蔭で最近の刑務所の中では、高齢者がひしめいています。
もちろん、犯罪者の高齢化も進んでいます。
これまでは、たとえば、同じ人間が、一生に4〜5回しか刑務所に行かなかったのに、高齢化のせいで、10回くらい出たり入ったりするようになったとすれば、(仮定の話であって、統計に基づくものでは、有りません)トータルとしての犯罪は増えることになります。
少年に対する厳罰方向でマスコミは騒いでいますが、09/16/06「少年犯罪の増減と重罰化の風潮(少年犯罪統計)2」前後で紹介しましたが、若者の犯罪率は実は減少しているのです。
話を戻しますと、こういう無茶な生活をしている人でも、直ぐには死なずに高齢化しているのです。
まして、普通のホワイトカラーなどは健康管理もいいので、高齢化がもっと進むのは目に見えていた筈です。
このように、刑務所の中だけ見ていても、高齢化社会が来るのはずっと前から分かっていたのですから、高齢者の受け入れシステムの問題は、社会システムの構築者・・政治責任の問題です。
これをなおざりにしておいて、今更その原因が少子化にあるかのようにマスコミが宣伝するのは、政治責任の誤魔化しなのです。
高齢化は少子化の原因になったかも知れませんが、少子化したから高齢化したのでは有りません。



関連ページリンク

Powered by msearch
稲垣法律事務所:コラム:検索

検索ベースはこちらから

 


コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資