03/07/07
日本の対外資産8(日本株価上昇と負債増?)
円安は見た目の利益を大きく出来る筈ですから、1面では、対外債務増加の原因ではあっても、それ以上に対外債権の合計評価が上がっているのですから、収支としてはプラス要因の筈です。
それにもかかわらず、その割合で対外債権が増えなかったどころか、結果として評価減の方が大きかったと言うことでしょうか?
このように円相場の下落は、中立どころか日本の財務省にとって有利に表示される(一種の粉飾決算機能がある)筈ですから、円相場の下落を対外資産残高減少の原因として上げるのは、合理的な理由にはなりません。
それなのに評価減になったのが、苦しいので無理な説明をしているのではないでしょうか?
腕が悪いならば、悪かったと素直に謝り、責任者の更迭などしなければ、無責任体制になるばかりで、せっせとまじめに働いて貿易黒字など稼いでいる人は、いやになってしまいます。
ただし、ここでも経済のプロが書いているので、本当は素人には分からない、深い意味があるのかも知れませんが・・・・・?
株などの取り引きでは、
「相場が上がったときに売れば儲かるし、下がったとき売る」
のが原則だと思うのが素人ですが、
「上がったら急いで買い、下がり始めると急いで売る」
のがプロのやり方ですが、ここでも、素人には分り難い説明ですが、プロと素人では違った発想があるのでしょう。
素人は分らなくくても良いと言うのではなく、国民向けの発表ですから、これまでの長期にわたる黒字の蓄積の多くがなくなっていて、18兆円以上もの黒字を注ぎ込んでもなお、17年はマイナスになったのか常識的に分かるようの説明をすべきでしょう。
そこで、資産減少の本当の原因として次に掲げている、
「日本の株式相場が上がったので、外国人投資家に対する支払い義務が増加した」
という点を検討して見ましょう。
結局・財務省の言い分では、外人投資家の買った株や債券は1年間で、43・1兆円も評価が上昇したと言うことです。
しかし、この言い分もおかしいのです。
対外債務は、325兆円ですから、約13・2%の上昇率となります。
これに対し、日本勢の対外投資も同じ率で運用できていれば、日本の対外資産は506兆円ですから、506兆円の13,2%ですと67兆円の上昇になります。
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