03/30/06

法の支配と被支配3(英米法とイスラム)

こうしてわが国に限らず世界中の国の殆どは、表向き独立国とはいうものの、一種の傀儡政権として、実際はアメリカのすべての法体系をなし崩しに受け入れざるを得ないのが実状でしょう。
中国でさえ、アメリカから要求されると、知財関係の法整備と取り締まり強化を実行せざるを得ない状態ですし、為替自主権と言っても、アメリカの圧力次第で、柔軟対処せざるを得ないのが現実です。
このように、アメリカ発の市場経済ルールの国際法化の動きは、実はアメリカによる世界支配を剥き出しの武力によらず、法の支配・・合法化する動きと理解すべきでしょう。
現在のアメリカの動きは、民主主義の価値観と市場経済の価値観を推進してきたアメリカによる、世界支配(価値観の強制)の総仕上げと言えるでしょう。
今やローマ法体系の国々は、戦後英米法系に侵蝕されっぱなしで、本家フランスでさえ、英語が日常生活に浸透してきて防ぎようがない有様と言われています。
この英米法化・・英語圏化の動きに対し、正面から異を唱えてまつろわないのが、イスラムの教え・・・・ルールであり、その中心部にあるのが、イラクでありイランであるから、その中枢を叩きつぶしたいのがアメリカの思いでしょう。
イラクにしろ今回のイランにしろ、アメリカのどんな要求であろうとも、アメリカの意を受け入れるための茶番劇の国会でなく、頑なに自国内部の意見に拘っている点は共通です。
日本は、この面でも和魂洋才で、表向きアメリカにヘイコラしていますが、言語面での非英語力の維持精神の強固さと、キリスト教の浸透力の弱さから見れば、世界で最後まで英米にまつろわぬ国の筆頭と言えるかも知れません。
それだけに、表向き仲良くしていなければ、あとが怖いでしょう。
(韓国などは、儒教道徳のきつい国の筈ですが、戦後アメリカ支配下に入ると直ぐにキリスト教徒が激増しています。)
商売人と同じで、頭を下げるのは「ただ」だから、いくらでも「アメリカさん偉いですね!」とおだてていればいいと言うのが、小泉総理の腹かも知れません。
本当に「ただで済む」のかどうかを試して来たのが、湾岸戦争での巨額負担、今度のアメリカによる、在日米軍司令部移転費用の巨額負担請求でしょうか?
弱小国あるいは商人は、おだてるだけでなく、(冥加金など)お金も出すのが、古来からの知恵でした。
これを惜しんでいると、あるとき「お取り潰し」に遭うのが、江戸時代以降の日本人の知恵です。
     さあ〜どうしましょう!
と言うのがここの所の日本の状況ですが、そこは古来から人材の豊富な国ですから、ちゃんとした知恵者が解決してくれるでしょう??。



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