03/16/06

地方の独自性とは?8(自治体の広域化6)

03/14/06・・3「地方の独自性とは?7(自治体の広域化5)」から、ロシア革命に話が飛びましたが、
地域の社会構成の話についてもう一度戻りましょう。
これまでマスコミや書籍では、労働者と一口に言って来ましたが、大勢が同じ仕事をする工場労働者を主体として発展してきた労働者の概念で、一括りにするのは無理な時代が来ています。
労働組合の組織率低下問題は、労組の努力だけでは無理でしょう。
とりわけ、各種サービス業を主体に発達したパート労働者を従来の工場労働者主体に発達した既存労働組合が取りこむのは、その生い立ちから言って、無理があるのです。
ましてや、事務系労働者や、サービス業従事者を一括するのは、無理がありすぎるでしょう。
最初は、ホワイトカラーとブルーからの中間者として、グレーカラーの増加が言われましたが、今ではそのような括り方さえ出来ない時代になっているのです。
現在社会の構造は複雑で、階級別利害代表或いは職業別代表などは、望むべくもない時代が来ているのです。
こういう時代には、地域組織を広域化していくと、個々人は砂粒のような弱者になるしかなくて、精神不安に陥ってしまうしかないでしょう。
むしろ、こうした時代には、地域団体は小規模化して行って、一つの川の流域、広域医療・水道などの問題は連合体を形成して解決していくのが、合理的でしょう。
大国ソ連が解体する一方で、EUが結成されるのは、その意味で合理的ですが、わが国のように一体的組織を巨大化していくのは、問題でしょう。
地方団体の広域化推進政策は、行政の効率を考えるための視点であって、住民のための視点では有りません。
行政からすれば、同じ川の流域は一つの行政単位の方が計画も工事でも何でもし易いし、効率的なのは当然でしょう。
これが道州制の基本的発想でしょう。(この単位ならば、すべての河川は一つの単位におさまるでしょう)
しかし、下流域と上流域の利害の対立があるからこそ、別々の公共団体では上からの命令では簡単に進まない・・・面倒だということが広域団体化したい理由でしょう。



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