03/20/05
着想と具体化(引用のルール)
ところで、法律家が商売の内容まで深入りしてしまいましたが、ビジネスチャンスをどのように活かすかは、商売人が工夫すればいいことですから、これ以上詳しくは書きません。
これまでの殆どのコラムで、シリーズごとにこれからどうすべきか、どうあるべきかと言う私の提言をしていますが、ヒント・着想程度で完成品まで提言するものではありません。
読者が仮にこれが面白いと思った場合でも、その具体化にはそれ相応の関連システムの整備が必要なのは当然です。
私のいろいろな提言は、そうした準備行為を不要とするものでなく、せいぜい「こう言う方向で進めたらどうか」と言う、アイデア、悪く言えば無責任提言ですし、いきなり実現できると言う主張ではありません。
例えば、公共工事を寄付金の多い順位にやるべきだと言う意見を、「10/24/03「補助金行政をなくすには 1(税制の直接民主主義4)」前後のコラムで書いて来ましたが、こうした提言の具体化の詳細は、もしもこれは面白いと思えば、自治体や関係者が考えればいい事です。
また、私の意見のとおりでは、具体化の過程で欠陥がわかって実現できない場合があるでしょうから、このヒントをもとに修正するのも当然必要でしょう。
私のコラムにヒントを得たのかどうか分りませんが、千葉県市川市で、似たような制度が発足すると新聞に出ていました。
私はいろんな分野で着想・ヒントを主張しているだけですので、あとは政治家や、官僚が具体化してくれればいいのです。
ところで、外国メデイア・研究機関は、人の意見を利用するときは必ず引用するようですが、日本の論者は、面白いヒントだと思っても引用するのはまれで、自分の意見・着想のように書いたり主張する習慣が多いようです。
これからは、人の意見やアイデアが面白いと思ったら、「こう言う意見があって自分も賛成だから」と、引用しながら主張する公正な社会になっていくべきでしょう。
もうかなり前から、若手研究者の論文を指導教官が自分の意見のように剽窃したのが事件となっていましたが、研究者の論文だけでなく、これからは私のような無名の人のアイデア(論文とまで行かないものでも)でも、これを利用するときは、最低引用するくらいのエチケットが必要です。
こうしたことを、知財を担う学者自身がいい加減にしていては、対外的な知財立国の標榜は、まだまだ信用されないような気がします。
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