03/24/04
平和憲法と国の安全 6・・憲法53(パックス アメリカーナ時代の戦力とは?1)
第2次大戦後の覇者アメリカは、関が原の覇者徳川家のように無闇に改易やお家断絶にあたる、弱小国の解体=ポーランド分割のように解体してみんなで分けてしまうようなことまでの要求を直接(独立運動の利用でやっていますが)したことは1回も有りません。
イラクもアフガンへの侵攻も、私に言わせれば無茶(無理無体な要求)ですが、その国自体をなくしてしまう話しではなく、指導者の入れ替え要求だけですので、指導される国民には大して関係ない話しです。
民族自決という観点からは問題ですが・・・・民族主義・・・民族・・・という観念を皆さん先験的な概念のように思われているでしょうが、実際は、怪しい観念ですから、これは別に機会があれば書いてみましょう。
現在必死に抵抗している北朝鮮だって国民を守っているのではなく、指導者の自己保身の為に頑張っているに過ぎないことは誰の目にも明らかです。
徳川になびいた大名全部を「意気地なしである」と言う議論は、右翼からも全く聞きませんが、彼らはお家断絶までやられても、誰一人城に籠もって戦わず従容として城を明渡しているのです。
唯一集団でレジスタンスしたのは、01/25/04「江戸時代の相続制度 3(武家)(忠臣蔵の新解釈?)」以下で連載した赤穂浪士程度でしょう。
それだって城に立籠もって玉砕ではなく、ウジウジと再興運動した挙句、どうにもならず殴り込み(討ち入りと格好つけますが・・・・。)して、それも「天下のご政道に不満と言うわけではない」とか何とか腰の決まらない形で終わっています。
今のアメリカになびいたところで、アメリカのやることは、貿易ルールその他を自分の都合のよいように少しいじるくらいですから、徳川の支配に比べれば可愛いものです。
貿易ルールをアメリカやヨーロッパの都合のよいようにしょっちゅういじっても、日本は直ぐその新しいルールに適応して儲け続けているのですから、まあ、いいじゃないですか?
亭主をおだてながら、いい結果を取っている賢い奥さんみたいなものです。
一国内の平和(統一国家=権力の一極集中)が続けば、権力者はおのずから文治主義に(筋道の通った政治)移行せざるを得なくなり、(創業と守成の違いです。)剥き出しの権力行使が出来なくなるのは、歴史の証明するところです。
国際世論が成熟してくると、アメリカ一強時代といえども無制約に好き勝手なことばかり出来なくなるものです。(出来る程度が少なくなる)
WTOなどの国際ルールが定着してきて、アメリカも訴えられてしまう時代ですから、これから国を守るのに必要な能力は、戦力ではなく、国際的な外交戦遂行能力なのです。
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