03/22/04
平和憲法と国の安全 5・・憲法51(安全保障の効率)
ところで、左右両翼からの撤兵要求で、アメリカ軍が徐々に日本から撤退して行ったら、どうなるのでしょうか?
アメリカ軍の存在は、錦の御旗みたいで、存在するだけでかなりの価値が有りますので、梃子の原理と同じで効率がよいのです。
徳川時代の直轄地では、例えば10万石程度の領地を治めるのに、数十人程度の代官所役人でうまくやれていたらしいのです。
五条代官の例だったと思いますが、司馬遼太郎が紹介していましたが、今になるとどこに書いてあったのか思い出せませんので、例によってあやふやな記憶です。
また、4〜5年前に飛騨高山に行ってみたのですが、幕府直轄地でしたが、やはりその支配地の大きさの割に役人の数は僅かでした。
諸藩の藩士の数から言えば、何十分の1で間に合ったと言うのですから、その効率の良さといったら有りません。
話しを戻しますと、半端な武力はひどく効率が悪いのです。
アメリカに出ていってもらうと、駐留アメリカ軍の何倍もの兵力があっても安全とはいえない事態になります。
例えば、1万人のアメリカ軍がいたとして、1万人が完全に出ていった場合、日本軍だけになれば、その10倍の10万〜20万更には50万人にしても、中国からの侵略に対抗するのは十分では有りません。
どこまで行っても不安でしょう。
こちらが完全に不安でないほど武力を充実すれば、相手の方が不安になって来て、拡張します。
こうして世界中が自前の軍隊にこだわっていると、とめどもない軍拡競争になります。
世界全体でみても、アメリカ軍(その時々の覇者)が駐留しているほうが、大きな意味では軍縮になります。
現在のおまわりさんは、後にも書きますが、武術・体力に頼る仕事は僅かです。
権力をバックに持っているからこそ、ヤクザも含めて殆どの人が、電話1本の出頭要請に応じるのが普通ですから、軽々と仕事が出来ているのです。
毎回映画みたいな捕り物をしていたら、現在の何十倍もの警官がいても間に合わないでしょう。
そうは言っても面子にこだわる人がまだまだ多数派ですから、行く行くはアメリカ軍も出て行くしかないでしょう。
そのときの自衛隊は、前記のとおりかなりの規模にならざるを得なくなるでしょう。
後にもメンツのこだわる人の特性を書きますが、武断派・体力派は、実用の役に立たない分だけ、面子にこだわることになります。
しかも、そうした人の声は大きいので、無視できないのが政治です。
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