03/24/03
競争入札制度と最低価格制度(事前公開) 3
基準価格以下で入札しても、その入札者が殆どの場合失格しない事は前々回のコラムで書きました。
従って、同じ事前公開でも基準価格の公開ならば、健全な競争の疎外要因にはなりません。
しかし、最低価格の場合は、最低価格以下の入札は自動的に失格になりますので、最低価格の事前公開は、却って競争疎外要因になるだけにならないか?と言うのが私の疑問です。
以下その理由を説明しましょう。
当局の説明では、赤字受注を防止するため最低価格制に復帰すると言うのですから、採算の取れない程の低価格に最低価格を設定する事は背理となります。
又、本音は価格の下支えでしょうから尚更です。
赤字受注覚悟の入札が増えて、不健全な競争になっているから最低価格制に復帰すると言うのですから、入札参加者が従来申込んでいた入札価格は、当局が想定している最低価格または、基準価格を大幅に下回る入札が多かった事になります。
安すぎる入札競争をやめさせるために、最低価格制に復帰する以上は、現在の入札申し込み価格の実勢よりもずっと高い最低価格を設定する事になる筈です。
最低価格以上であれば、1円でも安い入札者が落札出来る仕組みですから、今まで最低価格以下で値下げ競争をしていた入札者が、公開された最低価格以上の高値入札をする事は、考え難いでしょう。
その結果、入札価格の大多数は、事前公開された最低価格近辺に張り付く結果になってしまうと思うのです。
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