03/23/03
競争入札制度と最低価格(事前公開 )2
千葉市では、競争を促進するために最低価格制の入札を縮小し、基準価格制度をこれまで1億円以上の入札に広げていました。
今年の4月から年に1〜2件有るかないかと言うWTO案件(約22億円以上)を除いて、殆ど全部を最低価格該当入札制度に変更し、且つ、この最低価格も全面的に事前公表すると言うのです。
その理由とするところは、[基準価格制度を拡大して、(最低価格制の縮小)自由競争にゆだねる方法でやって来たところ、過当競争で赤字覚悟の入札の傾向が見えて来た。]
[未だ実害は出ていないが品質低下や手抜き等心配なので、(政府の指導で?際限のない価格低下を心配して?)WTO条約違反にならないようにWTO案件を除いて、原則として(実質全部?)最低価格制の入札に変更する。]
そうして、「最低価格が秘密であったために色々な弊害があったので、今後は全面事前公表する事にした。」と言うのです。
この変更は、ここ何年かかけて、最低価格制該当入札を縮小し、基準価格制の入札枠を拡大し?札価格を自由競争に委ねようとして来た(千葉だけでなく日本全体の流れです)政策方向の180度転換になります。
最低価格以下の入札を認めないとなれば、最低賃金という労働者保護の制度の単語が直ぐ連想されるように、契約金額の最低保証的な印象が前面に出て来ます。
建設業者救済やデフレ脱却(価格の下支え)を考えて必死になっている政府や族議員が、そこまでやる程追い詰められているのかと、驚くのは私だけでしょうか?
ま、表向き過当競争排除と言う事ですし、最低価格を定める事自体は従来認められて来た事で何ら問題はないでしょう。
私が問題と感じているのは,最低価格該当入札の原則化と事前公開が一体化していることです。
「政策動員何でも有り、」と言うのも結構ですが、ここまでやると、競争入札制度の本質に反しないか、並びに自由競争と価格のあり方をどう考えるかという視点からの点検が必要になると思います。
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