03/07/03

桃の節句5(文明開化と文化)

明治政府は、下級武士によって出来上がっていた事もあって、文明の違いには取っ付き易くても、『こく』のある文化に対する理解度が低かったようです。
『近代化イコール技術革新や科学技術の発達』という外形的に分かりやすい分野に重心を置き、目に見え難い文化に対するウエイトが軽かったように思います。
人より少しでも原価を安く仕上げる工夫や、刻苦勉励など、誰にも分かりやすい目標は、農業で言えば、土作りをしないで化学肥料を投入するのと似て、さし当たり簡単で効果が上がると思いますが、長期的には土地が痩せてしまうのと同じで、100年以上もやっていると人間も精神が痩せてしまうのではないでしょうか?
大量生産品を安く仕上げる事に汲々としていて、人間をダメにしてしまう社会を卒業し、時間が掛かっても、豊かな人間を育てて、文化を発信出来る国家となって欲しいものです。、そうして、際限のない価格競争から一歩抜け出して、付加価値の高い商品を生産・輸出して行きたいものです。
現在問題になって教育基本法の改革は、愛国心教育をするか否かとか言う左右の対立的な観点による改革ではなく、明治以来の能率を重んじる教育を変更し、(偏差値競争で勝ち抜いた人から文化が生まれますか?)『能率が悪くても文化を重んじる教育制度にして欲しい』と言うのが教育改革に対する私の意見です。
教育問題は平成15年1月11日〜13日のコラムで連載していますので併せてお読み下さい。




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