03/05/03
桃の節句3(旧暦と新暦)
現在の標準時の強制は、場所によって違ってもせいぜい30分前後ですが、作物の栽培開始時季に関する暦の強制は、北国や南国では本当に困ったものらしいです。
お陰で、日本人は暦を当てに出来ないので、個人個人の自主的な季節感で行動するより外なくなって、感性が発達したものと言われています。
いまで言えば、天気予報が当てにならないので、自分で空模様を見てから出かけるのと似ています。
このように、暦にこだわっていた歴史を考えると、高島易断などの易に関する本は売っていても、旧暦のカレンダーを見た事がないのも合点が行くと言うものです。
勝手に印刷するのは、通貨偽造罪的なタブーが有るのでしょうか?
そう言う禁止規定が有るかどうかは別として、権力弱体化になる旧暦の印刷を政府自らは、できなかったのも分かります。
しかし、旧暦を発行までして旧暦で行うか否かと言う大袈裟なことではなく、太陽暦を採用した時に、機械的に旧来とおり3月3日を桃の節句にしたり、7月15日を御盆とせず、今度から御盆は8月15日にするとか、お雛様を4月3日にするとかの智恵を働かすだけでも随分違ったと思います。
明治時代にこれを怠った為に、役人的画一的発想の人と、実質を重んじる人、中をとって、まる一か月後らせて行事する人などに分かれて、各種伝統行事が混乱するようになったのだと思います。
中国の歴史に残る『焚書坑儒』に匹敵するような『廃佛棄釈』を奨励していたくらいですから、もしかしたら、明治政府は『日本の伝統行事など、なくなってしまえばいい』言う思想のもとに、季節にあわない太陽暦の日付けに連動させたのかも知れません。
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