03/19/02
介護の社会化について
私の担当している成年後見の仕事を通じて考えさせられたので一言。 つい最近までの老人介護と言えば、『四六時中付きっきりで大変』と言うものでした。 このごろは自宅介護でもウイークデーは、朝9時から午后4時までのデイケアー(毎日入浴させてくれます)、土曜日の朝から月曜日の夕方まではショートステイ(毎週とは限らないが)と言うものを利用出来るので介護者の負担は、画期的に改善されています。 介護をしている家族は、このようなサービスを受けられるようになった最初のうちは、なんと有り難いことだろうと喜んでいたものです。 しかし、介護の問題点は、子育てと違い、終わりが全く見えない、先に行けば行く程大変になるのでは?と言う不安に有ります。 1年2年となって来ると次第に疲れがたまって来ます。毎日夕方、或いは2泊3日で帰ってくるのではなく、『たまには1〜2ヶ月まとめて誰か預かってくれないかなあ。』という気持ちになるのを贅沢だと非難する事は出来ません。 盆と正月しか休みのなかった勤め人が、日曜日が休みとなリ、さらに土曜日まで休みとなっても、たまには、仕事を忘れてオーバーホールする為の、まとまったリフレッシュ休暇が必要なように、介護者にこそ、そうした休暇が必要ではないでしょうか。 たまに弟妹に代わって欲しいと思っても、経験のない弟妹が見るだけでも大変なのに臨時に預かった先では、すぐには、デイケア、ショートステイなどのサービスを受けにくいと言う難点が有ります。 こうした隘路を解決しないと、兄弟姉妹間で助け合う事が難しく、ひいては引き受けた人の負担が固定され、兄弟仲を悪くする原因にもなります。 また、必要に応じていつでも、2ヶ月だけ、1ヶ月だけ預かってくれる仕組みが有ればずいぶん助かるでしょう。 最近は介護者にとって有り難い制度が出来て来ましたが、こうして介護の現場から見ると、もっと多様で柔軟なサービスの提供が望まれるところです。
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