03/17/02

小旅行の感想

春の陽気に誘われて、この週末に近くの海まで小旅行をして来ました。小旅行は、未知の物に出会う感激よりも、家を出てから帰るまでの全体としての雰囲気を楽しみたいものです。 車窓から見える風景、(我々はこの楽しみを失ってから久しい)神社、仏閣にセットされている長い参道、或いは駅を出てから目的地までのお洒落な商店街、美しい海岸線等々。 ところが我が国では観光に携わる人々も含め、この大事なロケーションをぶち壊す事にエネルギーを注いで来たように見えるのは何故でしょうか?貧しかった時代には、目玉 の観光資源にあやかる事に急だった為、自分達の造った建物・看板・電柱等が、折角の風景を台無しにしている事まで、考えが及ばなかったのでしょう。 私は今回、旅先の海辺で食事をしましたが、折角の風景を邪魔するように、鉄製の巨大な2階建て駐車場が、レストランの海寄りに作られていて、興趣半減と言う所でした。 わが妻は『市に観光地の整備をして欲しいものね。』と言うので私は『そんな投書すると、役所の人は駐車場が足りないと思って増築しかねないから、』と冗談を言っていましたが、帰ってパンフレットを見るとそのレストランも駐車場も市の経営するものでした。 名所旧跡を見て来たと自慢するための人ならば、前後の景色はどうでも良いでしょうが、レジャー目的の現代人にはトータルの風景こそ必要なのでないでしょうか。こんな事では観光客が海外に流れるのも、仕方ないかと納得した小旅行でした。

 



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