02/24/08

火から水へ5(中国の神話伝説・・禹) 過家門不入

摂政をしていた舜は、鯀に代わって禹を 抜擢すると、 禹は「過家門不入」日本で言うところの不眠不休で頑張ったということでしょう。

このガンバリズムは、治山、治水事業のためであり、ついに成功するのです。

舜、嘉之(之を嘉し)使百官ヲ率イテ天下ノ事を行ナワシムと言うのですから、摂政に準じた扱いをしたのでしょう。

ところで、「夏后氏禹ハ?姓ナリ。或曰、名文命。鯀之子、??ノ孫也」と謂うのですから、神話とは言え、結局は神話初代の帝である黄帝の子孫ばかりで禅譲しているのです。

「帝せんぎょく高陽者、黄帝之孫而昌意之子也。」と言うのです。

勿論舜も「虞舜者、名曰重華。重華父曰瞽叟(こそう)、瞽叟(こそう)ノ父曰橋牛、橋牛父曰句望、句望父曰敬康、敬康父曰窮蝉、窮蝉父曰帝??(せんぎょく)、??(せんぎょく)父曰昌意。以至舜七世矣。自從窮蝉以至帝舜、皆微爲庶人」と言うのですが、黄帝から7世の孫になります。

せんぎょくの同じ家系ですから、要は、身内でたらいまわしをしていただけです。

「過家門不入」では、九の文字のオンパレードで、専門家は、9山はどこか9沢とはどこか詮索しているでしょうが、何回も書くように数字が正確というのではなく、縁起の良い数の羅列に過ぎない可能性があると素人の私は思っています。

禹の時代から世襲が続き、これを史上夏王朝と言っています。

夏が実在したか否かについて、中国では実在したと主張しているようです。

ただ、禹以降の歴代帝王の事跡は具体的に何も記載されず、名前のみが列挙されているだけですから、わが国の神武天皇以降の何代かの架空天皇と似ています。

ここでは、中国古代では火の信仰から、治山治水に重心が移っていたと言うテーマでの紹介ですので、これ以上深入りしません。


過家門不入

 [夏后氏禹][?]姓。或曰、名[文命]。[鯀]之子、[??]孫也。[鯀]湮洪水。舜挙[禹]代[鯀]。労身焦思、居外十三年、過家門不入。陸行乗車、水行乗船、泥行乗橇、山行乗?。開九州、通九道、陂九沢、度九山。告厥成功。舜嘉之、使率百官行天下事。舜崩、乃践位。

各自以其心為心

 



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