02/22/08

中国の神話伝説・・舜2(孝行の道2)

次は舜ですが、人格優れ人みな道を譲り、彼の住む場所には1年で人が集まり、2年で邑をなし、3年で都会になるという次第です。

その上にイキナリ、孔子の大好きな孝行息子ブリが強調されます。

継母と父や弟にいじめられて、何回も殺されそうになっても孝行を尽くしたり、堯の娘2人を娶わせたり、(妻以二女)何となく出来すぎた・・実際にうまく行くはずのない話が多すぎます。

この後に史記の具体的な記述を紹介しますが、舜は、父親に屋根に上らされて家に火を掛けられたり、井戸掘りをさせられて、掘っているところに上から土で埋められたり、いろんな目に遭いますが、その都度超能力的な(神の加護?)方法で事なきを得ます。

「君、君たらずとも、臣臣たらざるベカラず」(どんな悪い君主でも臣下は、臣として尽くすべき」という道徳の孝行版が、古代に作られているのです。

この舜の説話は、儒教道徳が出来てから、出来上がったものではないでしょうか?

また3皇五帝の子孫で有能な8系統+8系統の子孫がいましたが、堯の時代にうまく使いこなせなかったのに、舜はこれも適材適所につけたことが記されます。

舜の時代になると、職務分掌が発達し具体的な人材登用術も問われることになってきたのでしょう。

これに関する史記の文章は、19日の2で紹介しましたが、その逆に無能で害をなしていた先帝らの末裔の始末も、・・・・至于堯、堯未能去。・・・堯の時代に至っても堯は出来なかったのですが舜は見事に処分してしまいます。

 

 史記五帝本紀(ウイキペデイアからの引用)

昔帝鴻氏有不才子。掩義隱賊、好行凶慝。天下謂之渾沌。少V氏有不才子。毀信惡忠、崇飾惡言。天下謂之窮奇。??氏有不才子。不可教訓。不知話言。天下謂之檮?。此三族世憂之、至于堯。堯未能去。縉雲氏有不才子。貪于飲食、冒于貨賄。天下謂之饕餮。天下惡之、比之三凶。舜賓於四門、乃流四凶族、遷于四裔、以御?魅。於是四門辟。言毋凶人也。

 

今回は不才子の例ですが、19日の2にも書きましたが、なぜか四の連続です。

先ず第一は、帝鴻氏の子孫でどうにもならないならず者で、「之を渾沌」と言うらしいですが、混沌と言えば荘子の混沌神話が有名です。

どこで、どう関係するのか、浅学の私にはよく分かりません。

次は少V氏の子孫で 天下之ヲ窮奇と謂イ、3番目の不良は天下之ヲ檮?と謂う・・以下省略しますが、これら三族と三凶を、「舜、四門ニ賓シ、乃チ四凶族ヲ流シ、于四裔(4千里の彼方)ニ遷シ」て処理してしまったので、以後は、?魅ヲ御(ふせ)グ治世になるのです。

「賓シ」とは、賓客として迎える意味でしょうから、うまくおびき出して一網打尽にして、今で言えばシベリア流刑のような処置をしたということでしょうか?

?魅とは、今でも時々使われる魑魅魍魎・・化け物の魑魅ですが、最古の用例でしょう。

 

 



関連ページリンク

Powered by msearch
稲垣法律事務所:コラム:検索

検索ベースはこちらから

 


コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資