02/15/08

ゾロアスター教の痕跡1

ちなみに、クシャーナ朝では、光をバックにした仏像が次々と作られますが、(日本の仏像は全てと言って良いほど光背を背負っています・・・)これはイラン土着の神々の影響を受けたものではないでしょうか?

イランの神々の影響で光といえば、古代ペルシャ以来の起源を持つゾロアスター教・・拝火教の存在を無視できないでしょう。

以前、01/14/08「陰陽家1]前後で陰陽二元説について少し書きましたが、中国の陰陽説の大もとの起源は、このゾロアスタ―教にある可能性があります。

五行説でも「火」をそのひとつに据えています。

木火土金水の内、「火」だけが物質ではないのですが、5要素に入っているのです。

火を崇拝するゾロアスター教は、起源がはっきりしないほど古く、言うならば人類の宗教の大本とさえいえるでしょう。

はっきりしないまでも、イラン・メソポタミア地方のアケネメス朝ペルシャの初めころから、ずっと信仰されていた考えで、その分派あるいは、発展形としてユダヤ教その他が生まれたとさえ考えられます。

簡単に言えば、人類が最初に手に入れた文明である「火」=光を重んじ、その反対の暗黒を悪とする単純な善悪2元論がその基本思想です。

上記コラムで紹介しましたが、中国の陰陽家の説は陰と陽に優劣がないと言う思想でした。

その違いが生じた原因については後に書きます。

人類は、自然現象によって発火した火を当初は恐れ、ついにはその利用することを覚えてから、多分気の遠くなるような年月を経て漸く、人工の火=光・発火道具を手に入れたころには、そのあり難さに目もくらむ思いだったでしょう。

もちろん火の利用は危険を伴うので、その管理技術の発達とセットになって発達したものです。

火の効用は大きいので、できれば身近で使いたいのですが、家の中で使うことを考えれば分かるように、その管理を誤ると火災を起こす危険性も大きいのです。

 



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