02/26/07
資本収益・・キャピタルゲインの時代11(国際収支1)
ところで、前回冒頭にバブル期_までに子金を貯めた人が多いと書きましたが、バブル崩壊でみんな損したのではないかと思っている方が多いでしょう。
勿論バブル崩壊で損をした人も同じくらいいるでしょうが、全体とすれば儲けた人と損をした人は半々の関係です。
バブル期に高値で土地やゴルフ会員権をつかんで損をした人が一杯いて、これがうるさいので誤魔化されますが、高値で買って損したのと同数の高値で売り抜けた人がいるはずですが、バブル期に売り抜けて儲けた人は、黙っているので、目立たないだけです。
例えば、平成19年2月11日の日経朝刊、家計欄に、ジャーナリストの蟹瀬誠一さんのコラムが掲載されていましたが、そのコラムにはバブル期に売り抜けて手にしていた2億円について書いています。
彼も、その後大損をしたから安心して書いているだけで、儲かりっ放しだったら自慢して書けなかったでしょう。
このように、小金・・数億円を貯めた階層はいくらもいるでしょうが、彼らにとっては、普通に働いて得る収入のほかに株式の数%配当だけで、数百万〜1000万単位の収入になるのですが、身体だけで働いている人が、それだけ稼ぐには夜昼働いても追いつかないのです。
まして、ちょっとした値上がり益まで入れたら、・・・・たとえば時価3億円の株式を持っている人が短時日で5%値上がりすると1500万円の所得ですから、いくら残業しても労働だけでは乗り越えられない格差となります。
アメリカでは無茶な大金持ちと多数貧乏人の社会になっているのは、国際石油資本など、キャピタルゲイン・・資本利益・収入の占める割合が大きいからでもあるでしょう。
現在日本の高齢者の多くが賃金収入がなくなっても、既に自宅を持っていて家賃が要らない上に、過去の高貯蓄をもとに、利子・配当収入で生活できて若者よりも裕福なのです。
これからの日本の国全体も、これと同様で、貿易収支(労働収入)がゼロになっても、実は家計全体では黒字経営と言う時代です。
アメリカは、上記のように石油や鉱物資源の利権・・資本中心で稼いでいますので、これが長年の巨額貿易(物販)赤字でもびくともしない?アメリカ経済の秘訣ではないでしょうか?
勿論、ビルゲイツだって、資本収益・キャピタルゲインが大きいだけの話で、人の何百倍も働いて巨額の収入を得ているのではないのです。
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