02/25/07

創造力重視の教育改革2(多様なコ−ス)

将来的には、これまでの加工貿易黒字中心経済から、資本・金融取引による国際収支黒字構造に日本産業はシフトして行かねばならないのです。
現在の金融マンは、従来の役人同様に御勉強は得意ですので、米英の開発した金融手法を海外留学して辛うじて理解し、その物まねをするのがやっとですから、これでは、日本勢は国際金融市場で「してやられてしまう」ばかりです。
これから、主要産業になるべき金融やソフト産業従事者が、自主創造的能力がないまま、海外勢の開発した取り引き手法をお勉強して辛うじて真似しているだけでは、損するばかりで嘆かわしいし、将来が心配です。
これから金融取引で儲かる・・せっかく貿易黒字で溜め込んだ外貨準備をすり減らさないためには、日本発の金融取引手法の創造力が求められるので、こうした方向に向けた人材育成が急務でしょう。
(小学校から始めるとして、中堅金融マンになるまでには、30年以上かかるのですから、ことは急ぎます。)
具体的には、組織内でうまく立ち回れる能力よりは、少しは協調性に問題があっても創造力のある人が学校で優遇される教育カリキュラムが必要です。
いつも書きますが、周回遅れの愛国心教育よりは、創造力を伸ばせるような教育改革にしてほしいものです。
教育制度には、官僚向きに求められる理解力のすぐれた人材・・協調性のある人材と、物分りは悪くとも創造者・・クリエイター向けの教育は違うし、良き職人や良き芸術家向けの教育も違います。
もちろん、スポーツマンに求められる資質も違うでしょう。
本気で教育改革をするつもりならば、愛国教育とか平和教育・・ゆとり教育とかのスローガンで論争しているよりは、変な平等主義・画一主義を脱却して、小さいころから職業別のいろんなコースを作ることから出発すべきでしょう。
義務教育制は、絶対的教育水準の低い時代には、有効な政策だったでしょうが、一定水準に達した文化国家では、逆に窮屈になっているのです。
生活が豊かになっても、県営住宅に強制的に住まわされているようなものです。
テレビの多チャンネル化と同じで、民間のいろんなコースを認めて国民が選べるようにすべきです。
今の学校は、
    「この程度は最低やってもらわないといけない」
ということが多すぎて、何もかも同じ人間に詰め込みすぎて何にもなっていないのです。
専門学校制度はあるじゃやないかと言うでしょうが、高卒からでは間に合わない・・ものには小さなときからでないと出来ないものがあるのです。
多様な教育コースの保障については、07/03/03「超高齢化社会の生き方5(多様な生き方を保障する社会1)」で少し書いています。



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