02/17/07
横並び意識の払拭2(横並び意識の故郷)
賃金の下落が進むと言っても、日本では、らせん状の変化を待つために時間がかかるので、その間に外国へいろんなものが逃げて行くのです。
昔と違ってスピード時代ですから、このよう悠長な社会意識の変化を待っていると、負けが込みすぎて間に合わなくなるのではないかと言うのが、私の心配です。
日本は、明治維新以来、意思決定の遅い社会と言われていますが、これは、根回しが必要だからというのではなく、突出した意見を言えない雰囲気で、あちこちの顔色を窺うのに時間がかかるからでしょう。
現在のグローバル化に対応するには、スピードが重要ですから、先ず横並び方式・・意識から変えていかないと、中国のように「まわりを気にしない、自分さえ良ければ・・・・?」と言う国々に負けてしまうのではないでしょうか?
「自分だけ主義」と言うのは良くないですが、論理的に見て、「社会全体のためにこうすべきだ」と言うときには、右顧左眄せずに、「正しいと信ずることを実行する」と言う主体性のある人間の養成が必要です。
小泉前総理は、こうした数少ない人材の一人でした。
私と意見の違うところはいくつもありますが、それとこれは別です。
わが国では、主体性のある人が少なすぎるのです。
日本で横並び意識が定着した基礎は、日本の太古以来の稲作農業によるところが大きいでしょう。
私の子供のころまでの田植え風景は、みんなが一列にならんで1本の基準になる紐や木枠を動かして一列になって植えていくものでした。
腕のいい人は、人よりも多くの持ち場を受け持つだけで、人より早く進む(実は、後ろ向きに植えて行くので正確には退く)ことはないのです。
川や溜池から水田に水を引くのも、その部落の一斉行事ですし、気温の変化による農事の開始に始って何事もすべて一定の地域では、同時進行が原則です。
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