02/28/06

キャピタルゲイン儲けの違い商人産業資本家

「儲け」とは、大阪商人の挨拶言葉である「儲かりまっか」で知られるように、大阪商人の専売特許みたいな印象ですが、ホントはどうでしょうか?
「儲け」はどちらかと言えば、漢字の意味では、蓄え・予備と言うことで、転じて利益そのもののようですが、(投資の結果か労力の結果かその原因を問わないようです)日本で発達した用例では、投資に対する見返りよりは、利幅・・マージンを表した用語のように思いますが、いかがでしょう?
利子・利息にかなり近い意味ですが、一旦貸せば利息や地代のように寝ていても一定額が入ってくるものではなく、そこに少しばかり商人としての労力(販売コスト)や知恵が加味されたものでしょう。
利「子」利「息」に対し利「幅」と言う所以で、労力や能力によって結果に「幅」があったのです。
子がいる場合も、何人の子を「もうけている」と表現しますが、語源は別の漢字「設」かも知れませんが、日本での用例としては、儲けと同じで、利息・利子や地代のように自然に増えてくる「おまけ」ではなく、かなり苦労して付加価値を(子どもを)増やすことを意味するのです。
マージンの中で、労力が殆ど加味されていない商社や問屋の場合、口銭ともいいますが、言い得て妙では有りませんか!
卸問屋は、昔は存在意義があったのですが、物流や通信手段の発達で、存在意義がなくなってきたのです。
05/14/03「素人(消費者)とプロ(業者)の違い 11」のコラムで紹介しましたが、もとは、問屋が一旦大量に仕入れて、これを小口に分けて小売店に配送する時代だったのです。
これが、問屋が在庫を持たずに(一種の合理化です)小売店からの注文をそのままメーカーや一次問屋に流し(流れて来た注文のファックスをそのまま右左に流すのです)、一次問屋またはメーカーは、ファックス送信に従い(現場の略図もついています)ユーザーである大工さんの現場や、小売店にに直送するシステムになって行きましたので、(宅配便による小口配達が大きな意義があったでしょう)文字とおり口利きだけの収入となったのです。
口銭とは言い得て妙ですが、それだけに存在意義がなくなっていたのですから、バブル崩壊後の構造変革で姿を消しつつあるのは当然でしょう。
安宅産業に始まり、日商岩井その他の商社が合併その他の理由で次々と姿を消していったのは、時代の象徴でしょう。
有名でも何でもない、街の問屋さんたちは、ほとんど姿を消してしまったのではないでしょうか。
銀行は問屋の逆張りで、多数の少額資金を集めて、大きくまとめて基幹産業に融資していたのですから、直接投資時代が来ると存在意義が揺らいで来たのも同じ構図です。
企業では課長や部長の存在意義が揺らいでいるのも、中間組織・・・中抜き現象としてみれば、似ています。



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