02/02/06
ただ、科学かどうかは分りませんが、父親に娘が似ることや、母親に息子が似ることの方が多いのが常識ではないでしょうか?
そこで、遺伝を重視するならば、、いつものとおり突飛な意見ですが、男性の天皇の次は女帝、女帝の次は男帝と交互に継いで行くのを原則にしたらどうでしょうか。
そのうえで、これが欠けた時にどうするかの議論をしたらどうでしょう。
ところで、高校のころにちょっと習った生物の知識に戻るので頼りないですが、思い出してみると、X染色体の方が情報量が多いのですから、男系よりも女系で相続していく方が、受け継ぐ遺伝子の量が多くなるのではないでしょうか?
もしも遺伝子を基本にするならば、かえって女系の方が合理的な気がしますが、歴史経緯もあっていきなり理屈どおり行かないでしょう。
ところで、いろんな人が、今なお理由にならない理由をつけてでも、男系にこだわるにはそれなりの理由・歴史経過があるのですから、ここで何故洋の東西を問わずに男系世襲が一般的であったかについて、検討する必要があると思います。
私が思うには、これまで書いて来たように遺伝子・・父に娘が似ると言う厳然たる事実を無視して、洋の東西を問わずに男系の相続が一般的に認められてきたのは、遺伝子の問題ではないのです。
元々 古代社会がどのようであったか明らかでは有りませんが、私の理解するところではまず、一定の発展段階から世界中で交易社会に転じていたと思っています。
「商が先か農が先か」のコラムを、09/11/05「商業社会(王権)から農本主義へ2(権力不要社会へ1)」前後のコラムで書いたことがありますので、深入りしませんが参照してください。
交易社会では、必然的に取引上のモメゴトが多発することは、(民族紛争もその一種でしょうし、)今でも同じ人口の地域であれば、商人の多い社会の方が、弁護士需要が多いことからも明らかでしょう。
たとえば、人口100万人の農村地帯と100万人の商業都市とでは、訴訟事件の数が圧倒的に違うのが現実です。
農業社会の基本的紛争は境界争いと、これに類する水利権の争いくらいで、農業行為それ自体では、紛争がそもそも起き難いのです。
商人が悪いのではなく、商取引していれば、農村生活に比べて、契約回数が圧倒的に多いのですから、一定割合で、約束の不履行が発生してくるからです。
これが言葉が通じない、商習慣も違う異民族間の交易となれば、二乗倍の感じでモメゴトが多くなるのは必然です。
原始社会の心で生きている幼児や子供・・・さらには青少年が、一寸したことで腕力に訴えるように、さしあたり武力衝突で解決が図られるようになるのは当然です。
日本の八幡船(倭寇)もそうですし、西洋のバイキングの活躍・・イギリスの海賊兼海軍商船の発達・・・交易=武装商人となる宿命です。
このように古代社会が交易から始ったとすれば、武力解決が常態化し、商取引にとっては「場」の秩序維持こそ命ですから、武力重視社会=男性優位社会に移行していくのは必然です。
東証のコンピューターシステムのダウンが非難されているように、「場の秩序」が維持できないのは、商人にとって致命的欠陥なのです。
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