02/09/05
非正規社員ばかりの社会と少子化
非正規社員ばかりの社会と少子化前回紹介したように、ある統計によると、現在(昨年)のフリーター人口は団塊ジュニヤーの総人口に迫る4〜500万人に上り、更に上昇中とも言われます。(中高年も含まれますので若者全部がフリーターと言うのではありません)
フリーターは若者の好み、新しい生き方のようにマスコミは喧伝しますが、とんでもないまやかしであって企業が人件費削減のために、正社員を絞り込んで雇わずにパートやアルバイターに入れ替えているに過ぎません。
ちょうどサラ金の客は、本当は生活困窮者・底辺労働者が多いのに「サラリーマン金融」とマスコミが格好つけて、言いますので社会では遊びのために借りているかのような誤解をするのと同じじです。
この辺のところは、04/29/02「破産 4 (破産原因は生活苦?遊び過ぎ?)以下のコラムで紹介しました。若者は正社員になりたくてもがいているのに、受け皿がないだけなのです。(一種の失業者統計に入れるべきでしょう)
たまさか正社員になると(コンビニやスーパーで)正社員は自分ひとりだけで、後はみんなアルバイターなどですから、不眠不休でヘロヘロになるまで働かされて、これも離婚問題になるのです。
前回の相談女性に「夫の責任ではない・今の社会制度がそうなっていて、よほどのエリート以外はそういう不安定な地位にあるのだ」と説明しましたが、その女性はともかく、「不安定な夫はイヤ、老後が心配」というのです。
相談したいことは「夫も『自分の責任だから離婚は仕方ない』と言うことになっているが、その条件を聞きたい。慰藉料を取れるか?}とかいろいろの話でした。
こういう場合は夫に不法行為がありませんから、慰謝料請求権はありませんが、それはともかくとしてここで問題にしたいのは、普通の女性は、結婚してからの離婚話ではなく、こうした不安定な男とはハナから結婚したがらないし、そうなると性交渉もないというわけです。
少子化と言いますが、こうした政策を放置していて「よく言うわ!]というのが私の感想です。
少しくらい保育所を増やしたり、児童手当を増やしても世の中アルバイター・フリーター・派遣社員ばかりでは、結婚自体が先細りになるのでは仕方ないでしょう。
企業の社会的責任などと立派なことを経営者が言いますが、だいたい責任を果たしていない人に限ってこういう大言壮語をするのです。
私が弁護士になったころに、人権活動家の弁護士が、「イヤあ、女房にはテレビでもあてがっておけばいいんだよ!」などと言っていたのには驚いたことがありますが、活動家というのはえてしてそう言うものです。
これまでの人類で、次世代の人生設計を無視した経済・政治活動をしていた時代があったでしょうか?
「自分が社長・経営陣または部長のときに儲けさえすれば、次世代がどうなってもいい」というのが昨今の風潮で、結婚率の低下、少子化はそれに対する無言の抵抗といえるでしょう。
若者の中で、何百人に一人二人だけ弁護士や一流企業の正社員で、その他はみんなフリーターばかりの社会って異常ではありませんか?
私だけが異を唱えても、新聞その他マスコミはこれを当然のこととして少子化対策を論じているのですから、私の頭がおかしいのか、社会がおかしいのかという問題になってきます。
私は、企業活動は国民の福祉・ウエルフェアのためにあるのであって、3K職場用に低賃金労働者として外国人を入れたり、(3kで人が来ないなら賃金を高くすればいいのです。そうすれば自然と機械化や工夫がうまれるでしょう。)国民を極限まで貧しくして企業だけが肥え太る必要はないと思いますが如何でしょうか?
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