02/01/04
吉宗以降の幕府3(官僚組織の創設)
現在の官僚組織は、吉宗の構築した組織に始まると言われているのですから、現在社会の実権を握っている官僚機構からみれば、吉宗はもっとも尊敬すべき開祖になります。
学会はよく分りませんが、マスコミその他普通の真面目本から娯楽映画に至るまで、吉宗に対する批判が一切なく、「よいしょ」ばかりなのも分るような気がしますね。
明治時代にも、批判すべき前政権の立役者なのに吉宗だけは例外で、勤皇の将軍と評価されていました。
輸入した白象を朝廷に参内させたからかな?と思う人がいるでしょうが、それだけでなく、いきなり紀州家から徳川宗家に入って人脈に乏しいことから、朝廷にもいい顔したのを取り上げて勤皇の将軍と特別扱いしてもらったらしいのです。
官僚機構の支持さえあれば、どんな材料でも有利に取り上げられる良い例です。
出版、演芸(マスコミ)は役所のお先棒かつぎばかりですから、吉宗はテレビ時代になっても「暴れん坊将軍」など、主役になって活躍するものばかり(将軍がそんなことするわけがないのですから、これもマスコミによるでっち上げ・国民洗脳作戦です)ですし、家来の大岡越前まで、大岡裁きなどというでっち上げ話まで作られます。
繰り返し放映される水戸黄門シリーズに至っては、全くナンセンスでっち上げですから、明治政府の肩入れが未だにマスコミ界に影響を与えていることが分るでしょう。
こうした、でっち上げ賞賛物語のオンパレードが未だに続くところを見ると、現在北朝鮮の金正日氏を賞賛する為に、「将軍さま」「偉大なる領袖」物語が盛んなことを、幼稚なものだと笑っている資格が日本にあるのでしょうか?
「公事方お定め書き」も、大岡越前が纏めたとなっているようですが、本当のところ、彼がその仕事のうち何を分担して何をしたのか全く分らないらしいですよ。
信長以前は、坊さんを敵にまわすと後世どんな誹謗されるか分らないと恐れられたものですが、吉宗が官僚機構を構築して以来現在に至るまで、官僚を敵に回すと歴史に何を残されるか分ったものではない時代です。(外務官僚と戦った田中真紀子さんは、どう書かれるのでしょう?)
この牢固とした官僚機構をぶち壊すには、官僚が得意とする従来の考えの延長では、誰も想像できない「叡山の焼き討ち」みたいな思い切ったことが必要でしょうね。
そこで官僚機構のぶち壊しまでは無理でも、私が考えるのは、小さな政府を一杯作って、直接民主制を実施することです。
こうした考えは、これまで税制変更による寄付金制度、役人の政治任命枠の拡大その他あちこちに書いて来ましたので、「税制 「寄付金」「直接民主主義」のキーワード等でサーチしてご覧下さい。
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