01/19/08

古代文化交流の途絶5と陰陽五行説4

タマタマこの五行+日月で7曜になるので西洋のウイークに合わせて、現在も七曜表と称して日月火水木金土曜日と翻訳していますが、日月は別として木星が木で出来ているわけでも火星が火の玉でもありませんから、この翻訳は五行説にあわせるための無理やりのこじつけです。

もちろん西洋諸国の火水木金等の呼称(英語のフライデイなど)も神話などを利用しただけのものであって、これら惑星の特徴を何ら表していない点は同じですから、中国世界だけがいい加減だったわけではありません。

ただ、01/10/08「7サイクルの価値2(労働の勧めとレジャーの勧め)」前後で書きましたように、西洋あるいは、オリエントを中心にする交易民族では、7曜表は労働あるいは、行旅と安息の基準に適合し、便利なためにカレンダー・・予定表に使っている程度で、思想的にそれほどの影響を持って来なかったのです。

オリエントから地中海世界では、5個の惑星は哲学的に意味がないと分かればあっさりこれを放棄して問題にしなかったのは、等身大の文化レベルだったからでしょう。これに対し、中国では、舶来物の知識でしたから!飽くまで有り難いものとして、科学的に説明のつかないことで諦めることなく、逆に非合理・呪術的な説明の方に傾斜していくのです。

中国の影響の大きい東洋では、こうした非合理な迷信・超常現象に近いものを最近まで信じて行動規範としてきた東洋の不幸を書いているのです。

この曜日への当てはめは、西洋近代との接触後無理して出来たと言う意味ではなく、七曜と言う名称は春秋時代の文書にも出てくるようですから、曜=日に反射してヒカリ輝く星・・惑星のことは既に知られていたことが分かります。

・・・といっても中国で独自に調べた結果なのか、オリエント地方からの輸入知識に過ぎなかったのかについては、これまで書いているように、かならずしも明らかではありません・・・私の感想では輸入知識に過ぎなかった筈と言う前提です。

私のこのコラムの意見は、このような大きな発展の時間差のために、中国は古来から文物の輸入模倣国家でしかないと言う基本認識で、09/03/05「中国の発展形態の異常性2(ペルシャの影響2)」前後その他で書いてきましたが、こうした意見はどこにも書いていないので、間違いなのか、中国に遠慮があって誰も言い出せないのかが分かりません。

ま、このコラムは言いたい放題ということで、ご理解ください。

天文の発達で、いろんな星の運行がせっかく判ってきたのに、すべてをこの五行説にこじつけてしまったことが問題だったのではないか?

・・その後の非合理的発展(陰陽との結合や筮竹の隆盛)を見ると輸入知識に過ぎなかったので、その後の新知識補給が無くなると、その維持のために変な方向へ行ってしまったのではないかと言うのが、私の臆測的意見です。

 



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