01/16/08

陰陽五行説2

人類が二足歩行を開始し、道具を手に入れて地上の最強者になると、ゲリラ的攻撃を受ける夜よりは明るいところ、時間の方が良くなり、広々したところ、人柄も明るい方が好まれるようになってきます。

イラクの米軍も夜は苦手でしょうし、逆にゲリラ側は、夜のほうが有利です。

この段階で陰陽の地位が逆転したのでしょうが、過去の経過があって、暗闇にこだわる支持者が残ったでしょうから、その綱引きの結果、陰陽には、優劣の価値判断はないという建前が出来たのでしょう。

今でも、古代からのお祭りは、暗闇で行うことが多いのはそのせいです。

現在の陰陽無価値の建前は、都が東京に移ってから、長い間形式上京都を対等に扱ってきたのと同じです。

明るいところで威張って歩けるようになってから、まだ数万年経っているかどうかでしょうから、夜・陰から始まった100万年単位の記憶が、陰と陽の熟語を作るとき・・・順序を決めるときに無意識に陰が先に来るようになったのではないでしょうか?

ま、良く分からないことはこのくらいにして、陰陽の事実上の価値判断をすべてに当てはめて、数を数える数詞まで、陰と陽とに分ける・・甲は陽で、乙は陰と言うのですが、今の数詞に当てはめると1は陽で2は陰となるのですが、・・・ほど一般化してくると非合理性が際立ってきます。

五行説については、大方ご存知でしょうが、五行説によれば、五臓六腑を五臓5腑と言い、五情、五味、五方、五色などすべてを5に分類していくのです。

以後詩人は、例えば、01/15/04「長恨歌3(虚無縹緲の間とは?)]で紹介したように「五色の雲」を表現したりしますが、5雲とは、この五行説によっているのです。

しかし、今では方角は4(東西南北)ですし、季節も4(春夏秋冬)情感も喜怒哀楽の4、色彩は3原色・・白と黒は別格なので5色のように感じますが、実は3原色の光をあわせると白になり、三色をあわせると黒になる3原色の変化した形でしかないのです。

人間の構成要素も5臓(肝臓、心、脾臓、肺、腎)や5腑(胆、大腸、小腸、胃、膀胱)の働きだけで説明出来るものではない事は、今や常識でしょう。

何もかもタマタマ当時知られていた事柄を当てはめて説明しようとした思想は、考え方として乱暴ですし、かなりの分野で破綻しているのです。

・・もちろん私の個人意見です・・念のため・・。

私の思いつきコラムみたいですが、私は「こう言う見方もあるよ!」と言う程度で書いているだけで、自分の考えが絶対正しいと言うほどのことでもありません。

ちなみに現在知られている元素数は、(元素の定義にもよるでしょうが・・・)5個どころか約118に上るとされています。

陰と陽の考えは、一種の二元論でそれ自体妥当する分野が多いのですが、すべてに適用すると破綻するのです。

何かありがたい物事があると、これひとつで何もかも説明できると言う万能的思い込みが後進地域・低レベルの人に多く、これに陥ったのが古代中国の状況です。

 

 

 



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