01/15/08

陰の重要性2

現在の蛙が、戦うすべもなく、逃げるすべもなくて、鳥類の餌になるために存在するかのように、人類ももしかしたら、あらゆる肉食獣の餌になっていた時代が長かった可能性があります。

弱者である以上は、能動的・陽気に動きまわったり発声する方が危険でマイナスだった時代の方が長かった筈です。

もちろん色も、目立たない黒に近い方が安全です。

人間社会でも、明るいのは勝ち組であってこそ許されるものであって、敗者あるいは被支配者は、打ち沈んでいるか、控えめな態度・・丁度女性に要求される態度・・陰の態度が要求されるのです。

現在社会では明るい、明朗活発なことを売り物にすることが多いのですが、これは、従順であるが屈折した不愉快な態度を取らないと言う、より積極的従順の証明になるからに過ぎません。

履歴書に明朗活発を記載するのがはやっているのは、従属しているからといって、ふて腐れることなく犬のように、喜んでぺこぺこしますと言う意思表示・・あるいはできると言う意味です。

アメリカ人が、底抜けに明るいイメージなっているのは、第二次世界大戦後世界の勝者であるからこそ、そうなれるし、許されることなのでしょう。

被支配者や従者が、宴会その他で明るく振舞うのは、上位者に対する幇間的機能でしかなく、自分が主役として明るく振舞うことは許されません。

かと言って、不機嫌な態度も許されない複雑な立場にあるのがサーバントというわけで、彼らの得意技は、意味も無くいつも微笑することに尽きるでしょう。

女性が微笑するしかない社会は、女性の地位が低いことの象徴的現れです。

でも、支配者はいつも作り笑いばかりに囲まれていたのではくつろぎませんので、秀吉の御伽衆して有名な曾呂利新左衛門のような幇間(タイコ持ち)が発達し、これが現在の落語家の先祖になっているのです。

このように人類の最初は、陰陽で分類されると陰に属することがらが、まず必要とされる時代が長かった筈です。

黒白を着けると言いますが、色でも、太古から最初に知られた色では黒が先に来るのです。

現在の時間や月の始まりも、真の暗闇から始まるのですが、考えようによれば、・・明るいほうを基準に考えれば、満月から1日目として数えてもいいし、正午・・太陽の一番高い時間を一日の始まりとし、一番太陽の高い夏至を一年の始まりとしても良いのです。

これが新月の夜を1カ月の始まりとし、太陽の見えないど真ん中を午前零時としたのは、人類の最初のころには、暗闇から行動が始まった名残でしょう。

 

 



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