01/14/08

中国の神秘主義1(陰陽五行説1)

話を10干12支の紀年法と元号制に戻します。

途中何回暦法が変っても、この組み合わせ表記は途切れることなく連綿と続いてきましたので、元号と10干12支の組み合わせを見れば、それが西暦何年のことであったか正確に分かるといわれています。

50〜100年単位の誤差は、他にいくらでも測定法がありますが1~2年の誤差を測定するのは難しいのですが、干支紀年紀月法のお陰で、数年数月単位のことは却って正確になるのです。

ここで、形而上学・哲学の発達の問題に戻しますと、樹木や動物には、個体差がありますのでこれだけをいくら研究しても不変の循環法則を究明できません。

そこで、生命体の代表としての木とこれが生きていくための水や大地・・=土、と鉱石(金といってもゴールドではなく、鉱石一般です)と、これらを変化させる重要な要素である火(科学的に言うと触媒作用)が、すべての元素であると考えるようになったのが、木火土金水で知られる五行説です。

五行説は、太陽光に反射して光り輝く惑星・・曜が5個知られていた関係から、先ずこれらの星の運行がすべてに関係すると言う発想が生まれて、5と言う数字に重きを置く思考法が始まったのではないかと、これまで書いてきたように私が勝手に思っています。

五行説は、中国ではかなり古くから基礎にくすぶっていた思想で、何時からとは言い切れないようですが、1月12日まで書いてきたように、実は中国の独創に掛かるものではなく、いつか不明なほど古くから、オリエント地方から伝わってきた惑星に意味をつける思考法の発展形の可能性があります。

オリエント地方との通商(先進文物の流入)が途絶えてから大分たった戦国時代末ころに陰陽家?衍(前300から240年)が出て、これと結びついて中国独自の陰陽五行説として固まったようです。

五行説は、ある程度客観的な物質を研究対象にしたところまではよかったのですが、さしたる合理的根拠もなしに、当時木が一番長寿だったからでしょうか?・・・木を生命体の基本と定め、その他の4行が生命を生み出し生成発展していく、すべての元素であると決め付けて、あとは無理にこの組合わせで何でも説明しようとしたので、以後合理的精神がそだたなくなってしまったキライがあるのです。

最も合理的な10進法に近かった?甲乙丙丁以下の10個の名称でさえも、無理に5の数字に合わせるために、戦国時代に発達した陰陽説に従ってこれをセットにして半減させて、5個のグループにしてしまいました。

 

 



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