01/11/08

7サイクルの価値2(労働の勧めとレジャーの勧め)

私が大学を出たころには、アメリカでは仕事の時間には、精一杯働きその代り休憩時間になると、絶対働かないなどとしきりに日本人の「だらだらした働き方」を批判する報道記事をよく見かけたものでした。

大学構内には床屋があるものでしたし、その他中央省庁の地下にも必ず床屋が入っていました。

勤務時間中でもいつも満員でしたし、そのころは先輩でも誰でも訪ねて行くと勤務時間中なのにいつでもでてきて、近くの喫茶店などで会ってくれたものです。

農作業中心にだらだらした働きに慣れている日本人は、仕事中と仕事外の時間区別がはっきりせず、今でもなんとなく残業する習慣を引きずっているのはそのためです。

最近企業や政府が残業規制を始めているのは、労働をへらす目的よりは、仕事中の時間を濃密にしようとする目的の議論だと思えば分かりよいでしょう。

本当に従来どおりの仕事量で残業をしなくて済むなら、みんなすぐに従えるのですが、その分勤務時間内の労働効率を上げろと言う底意があるから、なかなかホワイトカラーの残業が無くならないのです。

政府や企業の思惑は、残業規制によって、もっと事務効率を上げよう・・・国際競争力を上げたいと言うことにあるのです。

マスコミは各種格好いいレジャーあるいはアフターファイブを楽しむ若者などのテーマを報道しますが、そのためには、かなり稼げなければ、そんな格好いいレジャーにお金を掛けられないのが現実です。

レジャーの勧めは、労働の勧めと裏腹です。

厳しい仕事についている人ほど、人間性復活のために、仕事からはなれた趣味が必要になるのです。

06/17/04「休日法から自己実現法へ3(労働基準法1)(能率優先社会の落とし穴)」

で紹介しましたが、鼻の穴ばかりあるいは目玉ばかり朝から晩まで覗いている医師の方が弁護士よりは趣味人が多いのは、そのためです。

弁護士は仕事内容がいろいろで、刺激的ですから、人間性回復のための趣味をそれほど必要としない人が多いのです。

(基本的には、法人と言うほど理屈ばかり好きな人が多いのですから、元々才能の方向性が違うかも知れませんが・・・。)

話を戻しますと、レジャーの勧めにつられて、たまに遊ぶ方向にだけに行ってしまい、経済的に破綻する人もいますが、それは例外的副作用と言う位置づけでしょう。

何しろ欧米系は、人を機械か牛馬のように使うのが、古代からなんとも思わない人種なのでしょうから、産業革命で工場労働にすんなり移行できたのです。

7サイクル・ウイーク観念は、現在はたまたまキリスト教徒の米英による世界支配の関係と、上記のような労働に対する休息日の周期として役に立っている以外には、その他何かを数える数字単位としては全く意味を成していないように思われるのです。

 



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