01/08/07
天文の発達4と形而上学の発展(10干12支の誕生)2
英語でも12までの数詞が先ずあって、その後に10までの数詞の繰り返しになるのですから、英語に限らず、どこでも12進法で先ず始まったことが分かります。
西洋でもインチ・ダースなどいろんな分野で12進法が使われますが、その都度呼称が違うのに対し、中国では、12の数に関しては、ほぼすべてに12支を使うようになった点が違うのでしょう。
後に五行説の弊害を書きますが、これはいいと思うとすべてがこれで説明できる・・すべてに対応できるかのように思い込みやすいのが、中国民族・・その影響を受けたわが国などの難点でしょうか?
わが国でも、これさえ分かればすべてが分かる式の本が多いですが、そんなことはないのです。
尾篭な話ですが、20年ほど前に「うんこの話」と言う本があって、これさえ見ればその人の健康状態がすべて分かると書いてあって、その他足の裏を見てる人は、足の裏を見ればその人の健康状態や生活が全部分かると言います。
歯医者も歯を見れば・・と言いますし、手相見は、もちろん「手を見れば・・・」といいます。
書家は書を見ればその人柄がすべて分かると言います。
しかし、やはり胃腸の状態はウンチや手相をみてるよりは、直接胃腸を見るほうが確かですし、歯の悪い人は胃腸が悪いともいいますがを歯を見てるよりは確かです。
何か気に掛かるものがあるかどうかは、手だけ見ているよりは、ちょっとした会話や表情を見たほうがよく分かるのです。
中国ではその前に10干が成立していたので、この2種類の組合わせによる数え方が定着したのです。
中国の太陰太陽歴では、冬至の月を子月とし、順次12支の月名が振られますから、寅月の甲といえば旧暦の2月1日となり、間違いが起きません。
しかし、この方法では甲乙丙丁が10個しかないので10日ごとの繰り返しになるので、同じ月の1回目の寅甲や寅乙と2回目の寅甲や寅乙と区別がつかない問題があります。
また、子月の甲乙丙丁・・丑月の甲乙丙丁・・寅の甲乙丙丁・・という単純な割り振りをすれば、あるいは、逆に甲の子丑寅辰巳・・・乙の子丑寅辰巳・・丙の子丑寅辰巳・・・と組合わせていけば合計120まで数えられますが、前者は前記のように同じ月の2回目か3回目か区別がつかないし、後者は10日で区切りになりますので、同じくカレンダー・・・日月の特定(約30日周期)としては、訳がわからなくなるマイナスがあります。
当時、観念的な数字の組み合わせとしての10進法の合理性が分かっていたから、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の名称が開発されたのでしょうが、10を超える数字の数え方がイマイチだったのです。
昔は、成績を甲乙でつけたこともありますが、これは10干しかないので上位の10番までを表せますが、15位や23位になるとどうしてよいか分からなくなります。
12支を使えば12位までを表せますがその先がありません。
10干と12支を別々のまま、実用に利用するには、まだまだ不便だったのです。
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