01/30/07

第2次世界大戦と現在型紛争の共通性(正義の2重基準)3

現在の核不拡散条約・・大量破壊兵器の論理に似ていて、後発参入に厳しいのが世の習いです。
軍縮のコラムでも書きましたが、既得権益層は、現状維持が第1の眼目ですから、現行法の秩序は普通は既得権益保護になるように作られています。
そこで、後発参入者の成功は、現行秩序破壊になることが多いので、既成の秩序に違反することになり易いのです。
既得権益層にとっては、新規参入者に既得権を侵害されるのを防ぐためには、その保護のために法で秩序を作っているのですから、先ずは、現行法違反で国内的には検挙していくことから始ります。
これが国際的になると、彼らが国際的権力を握っているので、懲罰としての戦争になり易いのです。
満州建国が、傀儡政権で侵略そのものだとしても、それが既成の英仏蘭などによるインドその他の植民地支配とどう違うのかと言うことです。
今のイラクに仮に大量破壊兵器があったとしても、それがイラクだったら何故いけないのか?と言う疑問と同じで、英米による正義の基準がご都合主義なのです。
こうした非常識な2重基準で、世界支配を貫徹しようとするアメリカ(アングロ系)が、世界の覇者である限り世界から戦争が絶えないだろうと言うのが私の基本的な考えです。
英仏蘭は、自分達は既に植民地を持っているが、後発の日独伊が伸してきて、新たな植民地争奪地である中国アフリカその他での権益拡張争いで負けてきたものですから、これを認めないと言うところから、第2次世界大戦が起きたのです。
反植民地戦争とは言うものの、自分たちの植民地を解放するからというのではなく、逆にブロック化で締め出しておいて、新たな獲得を認めないと言うだけですから、今考えても無茶な論理です。
この無茶な論理が災いして、戦勝国の英仏蘭も戦後各地で植民地独立運動の洗礼を受けることになったのです。
ま、強盗同士が喧嘩していて、その間に中国や韓国その他の被抑圧国が、開放されて利益を得た関係ですから、彼らが第二次世界大戦の被害者と言うのは、おかしい主張です。
実際インドネシアその他東南アジア諸国(台湾も含めて)では、建前は別として、どちらかと言うと日本に対して好意的なのは、こうした実際の結果によるでしょう。
中国に関しては、自分の家の中で暴れられたので、家の中が無茶苦茶になったのと同じと言う被害はありますので、被害者には違いはありません。
しかし、結果的に彼らこそ、この戦争での最大の受益者なのです。
ただ、中国と朝鮮半島では、長年日本を見下していた歴史経過があって、日本の下風に立つのが悔しくて仕方ないと言う感情が底流にあるので、何かと反発したくなるのでしょう。



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