01/29/07

第2次世界大戦と現在型紛争の共通性(正義の2重基準)2

要するに、いつの時代にも既得権確保グループは、現状維持・・現行秩序維持の主張ですから、現行法に合致しているので多数派を形成し易いのです。
国民の多くは、絶えざる政府の教育によって、現行秩序維持・・・法令遵守こそが正しいことであると思い込まされているのが普通です。
そのうえ、新興勢力の現状打破グループは一部の成功者に過ぎませんから、少数派であるのが普通です。
本当は、現行秩序でいい思いをしているのは一握りの支配者階層だけで、その秩序維持は彼らの利益確保のためにあるのですから、現行秩序打破には、多くの被支配者が賛同する筈なのです。
しかし、実際には、被支配者の多くが、ふだんから「法に不満を抱くことはお上に楯突くことになる」と言う自己保身志向が強いので、保守・現行秩序維持勢力の味方をするのです。
ホリエモンや村上ファンドなど見れば、分かるように既得権側は、その他大勢の未成功者に対して、巧妙に成功者に対するやっかみを醸成して行きます。
彼等は、現状打破に喝采を送りつつ、その反面、成功者に対するやっかみも大きいので、そこに付け込むのが常套手段です。
こうして、次第に格差社会がどうのと言って、現状打破で成功者が出ることに対して、批判的論調をふやしていき、その挙句に、見せしめ的にいきなり検挙するのです。
こうしていつの時代にも、新興勢力は少数派のままです。
第2次世界大戦に戻しますと、既得権益層の多数派と新興勢力層の少数派の戦いであったに過ぎず、アメリカやロシアは、既得権益擁護派に回っただけの話で、民主主義国かどうかは新興国かどうかの違いでしかなかったのです。
国力アップに比例して順次民主化の進んでいきつつある日本など後進国を叩きつぶして、もう一度格差を大きくするための戦争が民主主義を守るための戦争と名づけられたのですから、パラドックスでした。
戦後もアメリカは、世界中の軍事政権を支援してきたのですから、民主主義を守るための戦いなどと言うのは、いかに嘘っぽいスローガンであったかが分かろうと言うものです。



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