01/27/07
世界平和36(資源獲得戦争11)
アメリカが、外国攻撃にさしいて、直ぐに(馬鹿の一つ覚えのように?)唱える民主主義政権かどうかの基準はおかしなものです。
フセインは前から軍事政権でしたが、イラク対イラン戦争当時には、アメリカがイラクのフセイン政権に対し軍事援助していたのです。
勿論中南米の軍事政権も、南ベトナムの軍事政権も、韓国の軍事政権に対しても、アメリカは支持してきましたから、アメリカの基準は資源があるか、自分に楯突くかどうかの基準でしかなく、正義に関する基準などは、何にもないことが分かるでしょう。
いわゆる9・11事件以来、大量破壊兵器がどうのと言う基準を持ち出し始めましたが、先ずもって自分が世界最大の大量破壊兵器を持っていても良くて、他国が持ったら攻撃できると言う基準自体が恣意的です。
その上、仮にこの基準が妥当だとしても、それならば、はっきりと原爆保有を宣言しているインドやパキスタンを何故攻撃しないのか?意味不明です。
勿論北朝鮮に対しても、何のためか知りませんが、延々と6ヶ国協議をしたり休んだりしていますが、いずれにせよ攻撃の意思はなさそうです。
アメリカの攻撃対象になるかかどうかの共通の基準は、石油があるかどうかだけでしょう。
「資源のないところを攻撃しない」
と言う単純な基準しか外部から窺えないのです。
こう言う行動原理は、王道ではなく覇道と言うか、ギャングの論理ですから、世界の最強者がこのような基準で行動している限り、道義とか正義に基づく平和な社会・・世界になるのは、まだまだずっと先のはなしでしょう。
イギリスのアヘン戦争が象徴的ですが、当時は商圏獲得のためには、アヘンでさえ国家が売りつけて、その禁止をした中国を攻撃して香港の割譲をさせたのですから、もともと英米は商圏・・今では資源ですが・・獲得のためには、手段を選ばない血筋です。
その意味では、石油が豊富にあるイランは、パキスタンなどの真似をして核武装をしようとすると、次にアメリカから攻撃を受ける格好の餌食になる危険性が一番高いことになるでしょう。
このように、現在では、地下資源、漁業資源その他資源全般の獲得競争が、現・近代の戦争の本当の原因になっていると言うのが、私の意見です。
こう言う時代には、貿易自由化だけで、資源の自由化をしないまま放置すると、資源獲得のための戦争を防止出来ないのです。
日本が、第2次世界大戦で、日本軍が南方に進出したのは、マレー半島の地下資源・インドネシアの石油などが目的だったことを書きました。
経済戦争とか民主主義のための戦争言っても、現近代ではその下に資源獲得争いが隠されているのです。
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