01/19/07

世界平和23(国民総力戦2)アメリカの覇権

大分寄り道しましたが、ここで、非武装中立の現実的な条件にもどります。
01/07/07「世界平和5(非武装中立論3」以下にも書きましたが、みんなが利害を持つ時代・・・国境や領域・・商圏・資源を武力で保持しようとする時代が続く限り・・・非武装中立はありえないのです。
非武装中立・道義に訴える安全保障政策を現実化するには、戦争の原因除去が必須です。
01/08/07「世界平和7(戦争の原因1)武士・騎士・王様の戦争1」以下で連載してきましたが、戦争の原因は地域の発展格差や資源の偏在によるのですから、地域格差の是正・・世界経済一体化の実現しかないでしょう。
それには、自由貿易を進展させ、商圏や資源を軍が守ったり攻め取ったりする時代を、早く終わらせることでしょう。
第二次世界大戦は、貿易のブロック化(スターリング地域など)が、その引き金になったことはご存知のとおりです。
軍国主義か民主主義かの戦いではなく、商圏獲得戦争だったのです。
(その意味では、東京裁判は茶番劇だったと言うべきでしょう。)
その証拠に、戦後あちこちに軍事政権が誕生していますが、そのこと自体では、民主主義の護持者を任じるアメリカから、攻撃を受けてはいません。
むしろ、韓国の李昭晩政権以来の軍事政権、南ベトナム、中南米で繰り返された軍事政権に対して、アメリカは軍事援助をしてきたのです。
現在攻撃しているイラクのフセイン政権でさえ、アメリカに楯突くまでは軍事援助の対象でした。
軍事政権よりも、もっと前のイランのパーレビ体制その他王制に対しても軍事援助して来たのです。
アメリカの支持不支持の基準は、民主主義かどうかではなく、自分に従うかどうかだけというものであって、いわゆる正義の基準では有りません。
まさに覇者の論理剥き出しの国というべきであって、歴史上王者の評価は受けられないのではないでしょうか?
世界支配者に、正義の基準がないので、戦争が絶えないとも言えるのです。
アメリカの基準をあえて言えば、戦後体制である自由貿易擁護と言うべきですが、ところがアメりリカ自身が貿易競争で負けそうになると、通商法で、輸入制限など輸入制限をしたい放題・・大国のエゴ丸出しになるのですから、自由貿易の擁護者でもないのです。
ちなみに大国のエゴ丸出しと言うことは、一旦樹立した正義の基準からずれていることを強引に実現していると言う意味です。
そして、アメリカに従うかどうかの下敷きにあるのは、自由貿易に参加するかどうか・・・自分の顧客になるかどうかと言うことだけでしょう。
アメリカを代表する世界企業であるグーグルなどコンピューター関連業種が、中国に参入するために、中国政府によるインターネット通信の監視システムに協力していると報じられています。
これを黙認しているアメリカは、商売になるなら民主主義をぶち壊そうが人権侵害になろうが、全然問題にしていないことがわかるでしょう。



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