01/19/07
世界平和22(国民総力戦1と徴兵制)
農業中心時代には、王様や領主の領地が増えて年貢総量が増えるのは領主には重要なことですが、農民一人当たりの収入に関係がないので、王様や武士の戦争の勝敗は、農民には何の損得もない関係でした。
その時代には、王様や領主あるいは戦利品として領地の分与をされる武家だけに利害のある戦争だったのです。
それが重商主義時代が来ると、王様の戦争の勝敗は、王様の国内の商工業者の盛衰に関係するようになります。
こうして、ナポレオンによる国民兵の思想が生まれ、これが時代精神に合致していたので全世界に広まるのです。
徴兵制度・兵役の義務が創設され、これに応じなかったかどうかが、非国民かどうかの基準になってきたのです。
アメリカでは、前回の大統領選挙では、ベトナム戦争で兵役拒否したかどうかが争点の一つとなるなど、大きな争点になります。
アメリカでは志願兵制度ですが、それでも大統領になるからには、共同体の利益をみんなと一緒に守る意識があるのかどうかという視点で、問題になるのです。
戦争は、支配者が勝手にしているものではなく、国益・・みんなの運命共同体としての利益・・国益のためにするものだというコンセンサスがあるからでしょう。
近代以降の戦争は、国民すべてを巻き込むものですから、悲惨な結果をもたらしますので、逆説的ですが、みんなの利害に関係するから逆に平和が重要になってきたと言えるでしょう。
武士・騎士〜傭兵などやりたい人が勝手にやってるだけのときは、いくら戦争しても、放っておけばよかったのです。
いわば、ヤクザ同士の出入りのようなものでした。
そういう場合には、サッカー場のようなグラウンドを貸してやれば済む関係でした。
昔の戦や会戦は、人の住んでいない広々とした関が原や三方が原、あるいは西洋でも人のいない平原でやっていたものでした。
10/09/04「戦争ごっこの提案6(花の戦争)」のテーマで、紹介したことがありますが、あくまで乱暴なことが好きで、止められない人はサッカーなどでストレス発散するか、花の戦争のように場所を借り切って戦争ごっこをするかしかないと言う段階でした。
それが、戦争結果の利害が国民に及び、国民総力戦になってくると、第一次世界大戦でもそうですが、一般民家が大変な被害を受けるようになってきます。
第二次世界大戦では、広島の原爆に始まり、どこでも大変な被害です。
(日本だけでなく、戦場となった中国でも同じです)
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