01/13/07

世界平和19(戦争の原因15・・賠償金6)

これまで、あちこちに書いているように、日本の旧破産法(大正時代の法律ですが、当時は、世界の破産法の最新式思想を取り入れたものだったようです)でさえ、時々刻々に運用が変わり、平成16年に大改正されて変化しているのですから、5〜600年前の中世の破産制度はどの程度の、どのような効力を持っていたのかさっぱり意味不明というべきでしょう。
要するに、破産と言う言葉の意味を特定しないまま、あちこちの文献に出ているのは無責任な話です。
ところで、イギリスでは、王様が破産の代わりに戦費調達のために税金を取ろうと無理をしたことが、革命の引き金になって行ったのです。
イギリスの革命については、04/25/06「ピューリタン革命3(内戦の勃発と鉄騎隊)」前後で連載しましたが、そこで紹介した権利の請願にあるように税金の問題から始まったものでした。
アメリカ独立革命も、ボストン茶条例と言う税金から始っていますが、税金は怖いのです。
このように戦争は王様の権利でしたが、そのための税金徴収でつまづいてしまったのは、その戦争は本質的に国民には関係のないものだったからです。
一方的に解散・・閉会したままであった議会を開かねば戦費調達の税を取れないので、仕方なしに召集して開いたら、革命騒ぎになったのがイギリスです。
このように西洋の王様は、無理すると革命騒ぎになるので、昭和の日本のように国家総動員法など制定できる環境ではなかったのです。
こういう訳で、国民の理解など全く得られていなかったので、たまたま戦場となった場所では、田畑を荒らさ
れる程度の被害でしかなかったので、国民から嫌われないように、戦争も耕作地では行なわず荒野を選らんで行なっていました。
いまのサッカーがグラウンドでやっていて、人に迷惑を掛けないようにしているのと同じです。
武士など専門家集団発生・・・武士の始まりとして01/08/07「世界平和7(戦争の原因1)武士・騎士・王様の戦争1」〜1月10日・・・1「世界平和12(戦争の原因6・・武士の戦争6)戦闘員の専門化2」前後までのコラムに書いたように、こうした単純な支配欲・・たとえば王位継承戦争などでは、戦争の勝敗は、王家の当事者しか直接の関係がなかったからです。
日本でも合戦があると農民・・すなわち一般国民の総称です・・・は弁当持っていって、小高い岡の上で見物をしていたとも言われます。
農民にとっては武家の棟梁が、源平どちらになろうとも、身内が合戦に参加していない限り自分達には、トンと関係のないことだったからです。
戦国時代にも、この関係は殆ど変わりませんでした。
もちろん明治維新段階でも、武家以外の殆どの国民にとっては、薩長か、徳川かどちら勝者になろうとも関係がなかったでしょう。
幕末に長州の豪商のように奇兵隊の軍資金を出した人もいましたが、こうした人はまだまだ例外でした。



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